目立つグループ、可もなく不可もないグループ、地味なグループ。

別にどのグループが良いとか悪いという問題ではない。

類は友を呼ぶというだけのこと。

目立つグループにいる子はやっぱり目立つ子が多い

パッと目を惹く華やかさがある。

だけど、全員が華やかってわけでもないんだよね(笑)。

そうじゃない子もちゃんといたりする。

その子たちが、華やかな子たちをより一層華やかに

引き立てていたりするわけ。

で、私はその一人だったわけ

誰か見ても、私は派手なグループに属すタイプの子じゃ

なかったのに、なんでそこにいたんだろう。

彼らの話題にも乗りにも全くついていけない自分が

恥ずかしくて情けなくて、いつも心穏やかじゃなかった。

いつも無理していた。

・・・・だったら、ほかのグループに行けばいいのにね。

でも、今思えば、今も昔も、私はどのグループにも属せない、

属さないタイプみたい

大学に入っても、同じだった。でも摂食障害の症状が悪化し、

休学した。

その１年後には復学したけれど、そのころには、どのグループにも

属す気がなくなっていた。

グループに属さないというのは、一人でいるということ。

誰にも合わすことなく、マイペースで過ごすということ。

さみしさや孤独というデメリットもあったけど、

A・Bランチ方式で考えたら、一人でいるほうがメリットが多いのは

確かだったし、やってみたら、思っていた以上に楽だった。

そんなこんなで、自分らしい生活にも慣れたころ、そんな私の

ペースに合う友達も一人二人と増えていった。

これは全く予想していなかった嬉しい出来事だった

同じ価値観の人と一緒にいると、なんて心穏やかなのだろう

と思った。

今も、そんな風に思える友達が何人かいる。

でもね、価値観が全く違うＭさんという大切なお友達もいる

彼女は、目立つグループに属していた人。

今でもパッと目を惹く華やかさがある

彼女とは長い付き合いだけど、驚くほど互いの価値観が異なるの(笑)。

でもお互いに大人だし、それを押し付けたり、それに合わせることは

ないので、彼女との会話はとにかく楽しい

「こんなときどうしている？」の質問の答えが二人とも全く違うんだもん

会うたびに、お互いに、「え～～～～～なんでそうなるの？

そう思うの？」と驚き合う私たち

あるとき、彼女の言動が全く理解ができず、そう思う私は

おかしいのかなぁと不安になり、主人にそのことを伝えたら、

「ダブル・スタンダードだな」と言われました。

どちらもスタンダードな考え方なんだけど、とらえ方が相反

するため、対立する基準を持つ集団ってこと。

確かにそうだ

「Wスタンダードかぁ。なんかいいね。その言葉(笑)」と私。

「そっか？もう死語だよ。でも俺も結構この言葉は気に

入ってて今でもよく使ってる」と笑う主人。

えーと、この話には何のオチもありません

死語になりつつあるという「Wスタンダート」という言葉を

私は初めて聞いたもんで、この言葉を使って何かコメントして

みたかっただけなんです

価値観が違う友達も、価値観が同じ友達や主人も

みんな、みんな、私にとってとても大切な人たち。

基本的には、同じ価値観の人といつも一緒にいたいけど、

たまには全く違った価値観(人、場所、情報）も知りたい

後者は良くも悪くも刺激的で、私の地味な生活のエッセンスに

なっています

ただ、後者に気持ちが偏りすぎると、やっぱりダメですね。

煽られるし、自分に自信がなくなってきます・・・(苦笑)

自分とは違う価値観の人や場所は、心身共に元気な時に、

ごくごくたまに覗く程度が一番みたいです