映画 127時間 を観てきました
まず最初に、主人公は大バカです
ふつうに生きている限り、このようなアクシデントは
まず起りません。
でも、このようなアクシデントは起こらずとも、
人生はいつどこで何が起こるか分かりません。
そのとき、自分は何をどうするのか。
それは、そのときにならないと、やっぱりわからないです
週末になると、「ひとり旅、音楽、真っ暗闇、サイコー」と叫び、
誰にも行き先を告げずに渓谷へ向かう主人公のアーロン
そんな危なげなところが彼の最大の魅力なのですが、
山をこよなく愛していても、彼は、自分を愛してくれている
人たちのことは全然考えていなかったんです。
ある日、彼に天罰とも言えるアクシデントが起きます
谷底に滑り落ち、その上から落ちてきた巨大が岩に
右手を挟まれ、身動きがとれなくなってしまったのです
この映画は、アーロンがここから脱出するまでの
127時間の実話を元に描いたものです。
私が彼と同じ状況に陥ったら・・・想像できません
彼と同じことができるか・・・想像できません
でも多分できません
パニックを起こし、泣き叫んで体力を消耗し、気が狂って
しまうでしょう
彼の体は、本能は、生きることを諦めませんでした。
彼が諦めようとしても、どうしても諦めてくれません
彼はできることはなんでもしました。
でも右手は何をやっても、岩に挟まれたまま。
もう、一体どうなっちゃうの~~
岩に挟まれたシーンがほとんどなのにも関わらず、
ハラハラドキドキ、全然飽きさせません
そして最後は・・・感動と爽快感と安堵に包まれます
人間は自分だけでは生きていけません。
こんなに当たり前で、こんなに大切なことを、私たちは
どれだけ意識して過ごせているのか。
どれだけ分かっているか。
この映画を観て、ふつうに過ごしている時には
分からないこと、気づけないことが山ほどあることを
痛感しました。
んー、でも分からないなら、気づけないなら、それは
それでいいのかもしれませんけどね~
うん、良い映画でした
めちゃくちゃ痛かったけどね
他にも観たい映画があります
光のほうへ です。
でもこちらは元気なときに観ないともらっちゃいそうな
気がしますでもぜひ観てみたい映画です。