良い我慢(自分のためになる我慢)ができる人は、結果を待つことができる人でもあり、自分を信じている人でもあります。
なんとかなるさ〜と思える人がそうですね。
一方、うつ病や依存症、不安症の人は、悪い我慢をしてしまう、待てない人です。
自分は成功体験がない、失敗体験ばかりだと思っている人(=失敗体験をその後の人生に活かせていない人)が多いです。
「また失敗するかもしれない」「もう絶対に失敗したくない」という思いが常にあるからです。
だから待てない。待てないから不安になる。不安になりたくないから待てない。
そんな自分も他人も信じられず、何かあるたびになんとかしなくちゃ!!となります。
悪循環(悪習慣)ですね∞
待てる人と、待てない人の脳を調べると、明らかな違いがあります。
それは、セロトニンの濃度です。
セロトニンは、睡眠、食欲、気分などを調整する脳内物質。
人に安心感を与えたり、気持ちをリラックスさせる幸せホルモンです
セロトニンの濃度が高い人は、待てる人が多いです。
逆に、セロトニンの濃度が低いと、すぐに焦ったり不安になり、「ダメだ」と決めつけて諦めてしまいます
※気分はその後の行動に大きく影響します。
そもそも、日本人の80%が、セロトニンを作ったり受け取ったりするのが弱いタイプだと言われています
セロトニンが不足していると、不安、抑うつ感、拒食、過食、不眠、衝動などが強くなります。
病院を受診してこれらの症状を訴えると、セロトニンを高める薬が処方されます💊
と同時に、生活習慣を見直すようアドバイスを受けます。
なぜなら、生活習慣が乱れているとセロトニンを作りにくくなるからです。
セロトニンを高めていくためには次のような方法があります
※行動を変えることで、気分が変る作戦です。
①朝日(太陽光)を浴びる
②大豆製品やバナナを食べる
③リズミカルな運動をする(運動を開始してから20分ほどでセロトニンが活発になります)
④寝る前に「大丈夫だよ。いいことあるよ♡」と自分にささやく←自分が安心する言葉なら何でもOK!
⑤誰かに不安なことについて話す
セロトニンが不足している人は、何をするにしても億劫だったり、「どうせ無理!」「意味ない!」と決めつけてなかなか続けられなかったりするので、気長に続けることが大切です。
完璧を目指すと、待てなくなってしまい、また1つ失敗体験が増えてしまいます。
どんなに小さいことでも、月1回だけでも続けられれば立派な成功体験ですよん
私の③は、犬の散歩(雨の日は行かない、寒い日はちょっとだけ)と、週1、2回通っているアルゼンチンタンゴのレッスンです。習い始めてからもうすぐ1年になります
少しずつですが、自分が「自分を信じて&待てる人」になってきているのを実感しています