イタリア産・2008年DOCG昇格ワインのうちの6種。


・マルケ州/ヴェルディッキオ100%

 マクリーナ・ヴェルディッキオ・デル・カステル・ディ・イエージ・クラシッコ・スペリオーレ

 (Garofoli)Alc13%

 2009

シルバーがかった淡いレモンイエロー。冷えた状態だとかなりフレッシュな柑橘の香り、リンゴ、ミント・白桃のかおり。開いてくると砂糖菓子やトロピカルフルーツのニュアンス。たっぷりと厚みのある味わいながらしっかりとした酸とほろ苦さが味の骨格を締めてくれる春先に爽やかなワイン。天ぷらを塩でいただきながら食べるのが良いらしい




・ラツィオ州/チェザネーゼ80%・バルべーラ10%・モンテプルチアーノ10%

 チェザネーゼ・デル・ピーリオ(Poggio le Volpi)Alc13.5%

 2006

赤紫がかった濃いめのルビー。ツヤがあり、干しイチジクやプルーン、煮詰めたジャムのニュアンス。ブルーベリージャムやカシスリキュール。甘草、アジアンスパイスの香り。余韻は短くすっと消えていく。旨みと酸がしっかりあり。タンニンは舌に柔らかく乗ってくる。赤身の肉や、果実ソースの肉料理に◎



・ピエモンテ州/バルべーラ100%

 ”グラネーラ・アルタ”バルべーラ・ダスティ(Cascina Chicco)Alc14%

 2008

青紫の濃いルビー、針葉樹的なメンソールの香りや藁の様な香ばしさ、甘い香りは紫系の花や

黒い果実のニュアンス。ブーケがし始め、インクの香りが強い。タンニンはしっかりしていて酸も強い。余韻が長めで味わいはタイトにまとまっている。子羊の炭火焼きなどと合わせる。



・ヴェネト州/プロセッコ100%

 NVプロセッコ・コネリアーノ・ヴァルドビアッデーネ・スペリオーレ(Carpene Malvolti)Alc11%

シャルマ方式(タンク内2次発酵)で作ったスプマンテ。白に近い淡いイエロー。泡はクリーミーでしっかり溶け込んでいたが、時間がたつとはじめの勢い(グラスに泡の一部がつくくらい元気な泡だった)が嘘のようにしぼんでしまった。ミネラリーでレモン、メロン、青リンゴや白果実の香り、酸と苦みがあり、余韻も旨みもしっかりある。 


・ヴェネト州/コルヴィーナ主体・ロンディネッラ・モリナーラ

 アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ(Santi)Alc15%

 2006

カカオ、ビターチョコ、赤い果実、プルーン、スパイス。野菜の香りもあり複雑。アルコールから来る濃厚な甘やかさがあるが、辛口。粘性もかなりあり、アルコール度のたかさを物語る。


・ヴェネト州/コルヴィーナ70%・ロンディネッラ30%

 レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ(Viviani)

 2004

濃厚なルビー、甘味から来る粘性の高さがある。シェリーにも似た香りがある。コクと旨みもあり、かなり厚みのある味わい。干しぶどう状にしたブドウから絞り出すワインは、甘く、濃厚。デザートワインとは違うが鴨のベリーソースによく合うように思う。コショウなら粗挽き黒コショウ。




イタリアワイン、名前長い。。。(^_^;)