やっは~~~ぃwww

超嬉しす!!

かつてこんなにSSをいただいた事があったでしょうか(いやないwww)


おねだりした甲斐がありました・・・!!!

キョコ視点も良いですね~~~www



ちなぞさん、お早いお仕事ありがとうございますwww( ´艸`)ラブラブ




以下本文ですw




※ネタバレにはなっていないと思いますが、一部台詞が微妙に本誌と被ってます。コミック派の方は十分お気をつけください!


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イラスト中心ブログ




「兄さん。」

そのひと言を囁くだけで、あなたの視線を独り占めにできる。
たとえそれが、演技にまみれた瞞しの視線でも。
ただ私だけを見つめる視線を与えられることが、今は何よりも嬉しい。

だから私は、何度もその言葉を口にする。

「兄さん。」

誰でもない架空の呼び名を。

その瞳の中に、私だけが映っていることを確認するために。


そして、私は見つけてしまった。
私を見つめる瞳の奥に佇む、もうひとりの“兄さん”を。

ううん。“兄さん”じゃない。
“敦賀さん”でもない。
誰でもない。
―――その男(ヒト)。


それは・・・。
何処までも冷たく
何処までも孤独で
そして何処までも深く傷ついたケモノのような魂。

その魂が、昏い闇の底からじっと私を見つめている。
ぽっかりと空いた空洞のような目をして。

「兄さん。」

呼びかける声にも応えず、ただ黙って私を見続けるソレが何なのか・・・私はよく知っていた。
それは・・・闇に捉われた心の欠片。


ああ、何ということだろう。
そんなモノがこの人の中にあるなんて。
“敦賀さん”の中に・・・あるなんて。


そんなの・・・ぜったいに許さない。







「セツ・・・。もうすぐクリスマスだな。」

不意に掛けられた言葉で我に返る。

「なにか、ほしいものはあるか。」


ホシイ・・・、モノ?
ホシイ・・・。
欲しい・・・。
者?


「何でも好きなモノをいってみろ。」


“兄さん”の言葉であろうと、
“敦賀さん”の言葉であろうと、
今の私には答えはひとつ。

あなたがどんなモノでもくれるというなら、
それならわたしは、この男(ヒト)が欲しい。

闇に捉われた・・・あなたの心の欠片を。
わたしにすべて与えてほしい。


ううん。別に、“与える”という行為でなくてもかまわない。

―――そう。
巣食ってしまった病巣にあなた自身が蝕まれる前に。
あなたはそれをすべて取り去り、わたしというゴミ溜めに投げ捨ててしまえばいい。


だってあなたは・・・。

世の中の誰よりもあなたは、
あなただけは・・・
私のいるこの場所に堕落(おち)てきてはいけない人なのだから。


そんな男(ヒト)を飼っていてはいけない。




敦賀蓮という人が、天の高みに在り続けるために―――。
セツはカインにどこまでも近く寄り添い、
京子は敦賀蓮を崇め、追い続ける。
そして最上キョーコは・・・

わたしは、隠されたこの人の闇のすべてを奪い去ろう。


あなたからソレを切り離すために。

たぶん、
あなたのために私ができることは、
それくらいしかないから。


だから、お願い。
どういう形でもいいから。
誰にもその存在を知られぬうちに、その男(ヒト)を私にちょうだい。

私が得ることを許される唯一のあなたは、その男(ヒト)だけだと思うから。

たとえ闇に犯された魂でもかまわない。
それがあなたの一部であったのが事実なら。

そう、それなら・・・。
私はソレを他の誰にも決して渡さない。
渡せない。
渡したくない。

それを・・・私だけの・・・モノにする。


私だけの・・・


・・・モノに。





fin
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いいですね~~~www


ぜひクオンを引っ張り出して自分のものにしてほしいです!!

そして敦賀さんもろとも・・・きゃ~~~www




ちなぞさん、本当にありがとうございましたwww