自分の心の奥底に聞こえるものと心の中に聞こえてくる言葉の声 | モデリングでつなぐ

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1994年に読んだ漫画「セイバーキャッツ」に、主人公のお父さんの言葉として次の言葉が書かれています。

魂は、嘘をつかない。
その日その時その場所で心は姿を変えようと
決して魂は嘘をつかない。

それから20年ほど経ち、時々、人に本当に思ってることを話してもらおうとしても、本当に心の底から思っていることと、そうではないことと区別がついていないなぁと思う経験がありました。

私自身も、心の底から感じていることとそうでないことの区別をどう説明したらいいのかずっとわかっていませんでした。

心の底から感じていることとは、意識とは関係のない、言葉とも関係のない、自分の中を静かにしたときに聞こえてくるもの。

そうでないこととは、自分の心の中に聞こえる言葉になってくる声のこと。心の底の声を聞こえなくするもの。実際には、自分の本当の声にかかわらず記憶が作り出してしまう声。

多くの人は、この心の底の声の方なかなか聞き取れないのだと思う。

もしくは、聞き取れたとしても、そうでない心の中に聞こえる言葉の声と区別できなくなっているんだと思う。

仕事上、「本当にそう思ってるのか?」を聞いてみることが何度かあったけれど、明らかに、この2つを取り違えて、記憶が作った雑音の方を、自分の本心と捉えていると思われる人たちがいました。
でもそれ以上うまく聞き出すことができなかった苦い経験が残りました。

話を戻すと、昔読んだ漫画に書かれていた、「魂」は心の奥の底で聞こえる言葉ではないが聞こえてくるもので、「心」は自分の心の中に言葉として聞こえてくる声なのだと、今になって理解してきたみたいです。

この2つの違いを、やっと自分で説明できるような位に整理ついてきたんだなぁ(^^)

と、思っただけの話でした。