ブログネタ:子供の頃の夢 参加中
銀河鉄道999と言えば、謎の美女と気骨のある不細工な少年の、母の死をきっかけに永遠の命をくれる星へ向かう中、様々な経験を通じ『人』のあり方に気付いて行く話だ。
空前の鉄道ブームの中、
「自分の家にもメーテルがこないかなぁ。」なんて想像したりして。(笑)
「クレア」というガラスでできた少女の透明さと、てつろうへの直向な愛が少年の心を刺激した。。。
・・・という仄かな思春期も確かにあった。
親友のよしかつ君と共に2Kmの通学路を線路に見立てて、友人の家を途中の駅にして
「次は『惑星 小野』」なんて車掌さん気取りでいいながら、ちゃりを漕いでいたこともあったっけ!?
都心で私鉄の「車両の中で」よくそういう少年を見かけるけど、実は自分もそんな少年だったかもしれない。
たまたま、網走の田舎なので「外で」やっていたので、変態扱いされなかっただけのような気がする。
さておき、、、
小学生時代の卒業文集の夢は「スリーナインをつくる」こと
阿呆な私はようやく大学時代に気づいた。
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チャップリンが映画「モダンタイムズ」で表現していた、近代化・機械化していく社会を、松本零士さん
節で表現されていることに気づけた。
事件が起きた星を出発出発するたびにナレーター(単行本ではト書き)が朗読するメッセージに教訓が
含まれている。
終着駅、永遠の命をくれる星は、完全機械の星「惑星メーテル」。それはまるで将来に人類が迎えるかも
しれない、完全機会国家。いや近代化された今の東京かもしれない。
それに比べてゴーストタウン化していた地球の厳しい冬、自然、そして血のかよう生身の身体を持った人間は
、温暖化を向かえ荒廃していきかけの地球、そして忘れかけている動物としての人間の仮構なのかもしれない。
途中の駅で起こる出来事は、すべて人間が引き起こしてきた仕業に対しての因果。
葛藤、挫折、憎しみ、苦しみ、戦争、盗み、うそ、などの要素が詰まっている。
鉄郎は終着駅で限りある命の大切さを実感し次のせりふを述べる。
「人間は限りある命だからこそ、精一杯その時を生きるんだ!」
子供の頃に描いていた、銀河鉄道999を造るという夢は、、、
今では「自分らしい人生の線路を造ること」が「銀河鉄道を造る」という夢を果たすことだと思っている。