金曜日の朝ね、
去年一緒に修羅場した友の元カノ光ちゃんからメールが来ました。




別れたの知って、
心配してメールをくれた。

長いメールの中には、
優しさや強さがいっぱいありました。










佳菜子に出会って良かったと言ってくれた。










朝から号泣(笑)

もうむっちゃ泣いた、目パンパン( ;´Д`)(笑)




学校行かなきゃで、準備しながら泣く私、変な人(笑)
化粧できなくてサングラス(´・Д・)」












光ちゃんの気持ちが嬉しくて、
申し訳なくて泣いた。









色んな人を傷付けて、迷惑をかけて
それでも一緒にいることを選んだのに


こんな結果に終わったことが
すごく悲しくて、悔しくて、

傷付けてしまった人達に申し訳なくて涙が止まんなかった。

変わらなかった友にまた腹が立って

ぶつけどころのない想いにただ涙が溢れた。











佳菜子だけじゃなく、
友を本当に想った人達の想いを裏切り続けてる。

そんな友に対して本当に腹立って、
泣きながら電話してキレた。






「光ちゃんから心配のメールが来た。

本当に人としてちゃんとして、

これ以上出会ったことまで後悔させないで」

ここまで言って耐えきれず電話を一方的に切った。








別れて以来、初めて電話した。

ずっと声すら聞きたくなかったから、
言えたのは光ちゃんのおかげだね。










友には幻滅しすぎて

もう好きに生きて、って渡した手紙に書いてたけど……

友自身の為に、友を想う人の為に

人としてちゃんとして欲しい。
周りや自分自身と逃げずに向き合って欲しい、

これ以上大事に想う人を傷付ける友も、それで傷付く友も見たくない。


そう思った。










光ちゃんとは、

去年の修羅場後、仲良くしてたけど

色々あって話もしなくなり、

お互い、友も皆傷付いて、

結果的に佳菜子が友と戻ったことで余計に傷付けたこととか…ずっと謝りたかった。





けど友のことがある以上は何も出来なかったし、佳菜子の存在なんか忘れたいだろうなって思ってた。








今日の光ちゃんの優しさは

身に染みました。









あの頃は、
それぞれが大事な人を大事にしたい想いがあって

でもそれが上手く噛み合わなくて、

辛さもそれぞれ違って…








途中から佳菜子も何も言えなかった。

言ってあげれることはあったかもしれない。できることはあったかもしれない。

でも誰が何をしても、誰かが傷付く。

そんな状態で……










佳菜子に大人気ないところもあったし、ずっと申し訳なく思ってた。


やっと謝ることができた。















今だから正直に言えるのは…

佳菜子は友といながらもずっと罪悪感を持ち続けてた。

友を大事にすることで傷付けた人、
友が傷付けた人への罪悪感。

だから、
戻った後で修羅場のことで友に詰められて時期も、

何言われてもただただ耐えた。


その後のどんな喧嘩でも
自分をできるだけ押し殺して耐えた。


友と傷付け合うことにならないように。




佳菜子が罪悪感を持ってることを口にすれば、友を傷付けることもわかってたから。






佳菜子が耐えることで、
佳菜子の中だけで抑えることで

傷付け合わずにいれるなら、
いつか友に伝わるなら…と思った。

それが佳菜子にできる責任の取り方だと思ったから。



















色んな人の想いの上に、

いろいろ犠牲にしたものの上に

私達の恋が、時間があった。






その重みの分、

大事にしようと思った。

幸せにならなきゃ、

友を幸せにしたいって思ってた。






こんな悲しくて寂しくて、しょーもない結末の為に

いろんな事を犠牲にしてきたんじゃない。

だから私は友を許せない。


だから光ちゃんの気持ちが嬉しかった。










周りにこの事を話した時に

いろいろ言われた。

本当は何考えてるかわかんないじゃんって。




確かにそうかも。

けど、佳菜子は人の優しいとこや良いとこを信じたい。

友を信じたのは失敗だったけど、
あんな人ばかりじゃないって知ってるから。



それに、

信じる事でもし何か悪いことが起きたとしてもそれはきっと自分がしたことの責任を取るためのものなんだと思う。




良いことも悪いことも

自分がしたことは自分に返ってくる。



だったら、
人の優しさを信じる方がいい。

だって、光ちゃんの言葉は

確かに佳菜子を楽にしてくれた。






だから今の光ちゃんの幸せを聞いて

本当に良かったって、すごく嬉しかった。





どうか友と関わって傷付いた人達が
幸せになってくれますように…

じゃなきゃ、佳菜子は幸せになっちゃいけない気がする。



偽善者とか言われそうだけど、
やっぱりそう思う。