おめでとう! ひッキー・ロークからの逸脱! ~ プライスレスな日常と そのヒズミ。 (課題) | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥

 
 
学童用の傘が壊れたというので 
弊店間際の薬局雑貨店へ 
職場で泊り込みで働いている人に頼まれた、
目醒まし用の安い紅茶を買いに出かけた。
店頭の入口付近の傘売場に並べられた仲に 
2本だけ子供用の傘があった。黄色と紺。 
10本以上あるなら4~5本は買っておこうと想ってたんだけど 
そんな 今そこに必要な分だけでいいのに 
映画ナインハーフのミッキー・ロークさん が 
箪笥に何枚も同じシャツを用意しておいたような贅沢が 
この時代に許されるわけがない。
これだけでいいよ。 
そう想い、レジのカウンターへ… 
独り買い物へ行って そんな気持ちには なったことねぇんだけど 
「遅くなってから すみません。 今日は傘が買えてよかった感謝です。)」 
と同時に おきまりの閉店メロディ 
文~よむ~月~灯~かさ~ねツ~ツゥ~ 
閉店のご挨拶? 
よくよく考えると なんで? この曲が お店を仕舞うときの合図なのか? 
みなさんとのお別れ? 
またの再会を愉しみにお待ちしております? 
ほかに客はいねぇじゃん!
 
今日は また昨日から降りつづいた雪が路面を凍結させて 
外は ものすごい荒れ模様を空の彼方へ追いやるかの如く 
強風が逆巻いて 凍てついた夜の空気がうねりをあげている。 
頭上で容赦なく千切られる雲の合間に いつもの星も見える。 
そこから家へ戻る途中に なぜか 浜辺で煙草が吸いたくなって 
独り誰もいない海水浴場へ降り立った瞬間! 
「ぎょえっ、風きちぃ~っ! 風速なん十メートル?」 
そんな気どって煙草へ火を点すどころか 
浜へ立ってらんねぇっつーの。 アホだな。 
 
暗がりの向こうに見えた凄まじき波飛沫の数々は 
「おまえら人間を いつ呑みこんでやったっていいんだぜ…」 
というように 潮の暴風と共に海岸へ打ち返す。 
「あんなに高い波に呑みこまれるなら 
 きっと手足も砕けちまうだろうな…。撤収、撤収!」 
そう想って 被っていた帽子を押さえつつ 
再びクルマへ乗って家へ引き返した。 
 
 
もっと数日前に書くべき内容だったことのひとつに 
「さてと、ひと眠りしとくか…」ってことで 
いつものように ソファーへ横になってからの数分後 
まだ起きている意識の狭間に 
どこかの畑なのか 野原なのか 
行く手を遮るような格好で地面から生える若い樹木があった。 
もう曖昧になってきた記憶だけど 
俺は その足元の木だったか巨木へ成長しようとする草の茎だったかを 
引き抜いたのか… 刈り獲ってしまったのか… 
ともかくREM状態のときに 
鮮明にフラッシュする映像の中で 
俺は俺という人間の勝手な手で その命を絶ってしまった。 
同時に襲い掛かったのは後悔の念だ。 
どうして? 
そう、なぜ俺は その植物の命が邪魔になったのか? 
「そこで生きていたんじゃないか…、同じ太陽の下で。」 
そう想いながら目が醒めてしまった。 
 
冬場の季節雇用とはいえ 
8人で働いている職場なのに 
この時期 数十本に及ぶ酒の仕込み用タンクの中には 
一本2000リッター以上の生きているモロミが 
休みなく発酵する状態を後退で落ち着かせ、寝かせなければならない。 
「誰が こんなこと考えついたのか?」 
いちにち二日であるなら そんな緊迫した精神状態が張りつめる仕事も 
そこいらの興味本位に想う人間にとっては面白そうな話かもしれないけど 
一年のうち半年間もの間ずっと休みなく 
すべての酒を造り終えた春から夏場にかけて管理する手間にしても 
よほどの体力と精神力を持ち合わせてないかぎり 
この仕事を何年もつづけられるわけがない。 
原料は水と米と酵母でしかない。 
それなのに仕込んでいる途中や仕込んだあとのタンクの淵を掃除する際に 
もしも誤って発酵するガスを肺へ吸い込むものなら 
一瞬にして窒息死してしまう。 
そのタンクの淵についた泡を掃除する作業そのものは簡単であっても 
何日も寝たか寝ないかの状態で 
わずか20センチ幅の渡り板の上を順を追って歩くだけでも 
人間なので いつ そんな生死の境を行ったり来たりするようなハメになるか… 
たとえ その日その時の自分次第であっても 
絶対に大丈夫という保証はない。 
現に 全国の酒造元では 何十年というベテランの人が 
これまで人間の長い歴史の中で 何百人、何千人と 
モロミの中へ落ちて死んでしまっている。 
数年前に勤めはじめた最初の頃、
「今ねぇ、そういう泡そうじって仕事やってんだよ!」と云ったときに 
「なぁんだ、堕ちて死ねばいいのに。」 髑髏 
そう云い返してきた者がいる。 
本人は冗談で言ったに過ぎないんだけど 
知らないってことは そこで何十人、何百人もの命を 
地面へ這い回る虫ケラを無意識に踏み潰しているようなもんだな。 
 
そういう人間の身勝手さというモノは今後も 
おそらく この人類から…このインターネット上からも 
消え失せることはない。 
 
 
それにしても、あの、草木一本を引き抜いて枯らせてしまった、 
たったそれだけのシーンでしかない夢は なんだったんだろうか? 
 
このところ、頻繁に そういったような夢を見る。 
薬物も何ひとつとしてやってないし 
酒を呷ってるわけでもない時期なのに 
REMのときに あれこれ そんな夢を 
見ては寝て醒めてのヤツも珍しいかもしれないけど 
肉体もって生きていながら見えて聞こえて感じて匂い味わえる現実の世界と 
視えない世界の出入り口の近辺を行ったり来たりしてしまう…
こんな状態 が果たして いつまでつづくのか? 
 
たぶん それほど長い命でもないんだろうけど 
呼ばれる前に見えたり聞こえたり感じてしまうってことが 
もう何年も日常で繰り返されると 
俺自身は既に 自分が自分でいられる時間帯ってもんが 
一日のうちで非常に短い。 
…タバコ吸っていられる間だけだな。 たぶん。 
 
ああ、こうして何か書いてるときも あるけど… 
そんなのも一瞬。 
次に 誰か何者か?どこからともなく聴こえる音とか叫び声とか 
どこかで いつの時代なのか 人間が造作した機械や戸を開け閉めする気配や音。 
そういった、ぜんぶ細切れになったモノを組み合わせて 
映画をつくってるヒトも世の中にはいる…のかもしれない。 
その他、絵を描いたり、断片的な物語として綴って 
それを密かに自分の部屋の引き出しの中へしまっておいたり…。 
 
 
ああ、いいこと想いついたな。  
今後、日本のインターネットっちゅうもんわ、 
それが健康な人でも そうじゃない場合でも あるいは 
自分の性別意識がハッキリしなくなっちまったようなヒトも 
決して陰気なムードでネットの片隅に巣くうのでわなくって 
爽やかに集まって 必須条件! 
幾つかのカテゴリーで 
それぞれに創作した文物なり 
時空間の歪みを静止させた画像なり音楽なりを 
「ここまではもう終わり。ここからは新たなる旅のはじまり…」 
つーことで それを世界へ配信できる場所として確立してはどうか? 
誰でも気軽に 気が向いたときに記事も投稿できるシステムで。 
 
それなら、オタクだのヒッキーだのと白目で見る連中を 
自分の黒目にカラコンはめて睨み返すこたぁねぇし (誰のことだ?ああ?) 
色眼鏡でしか世間を見れなくなっちまったような風情も 
堂々と生きて行ける場所を「見つけた!」って実感できる…かもしれない。 
 
ダメかなぁ~ 
便利さと快適さ追求しすぎて昇りつめた文明が 
もう生きるために役立たずな教育社会の歪みによって大破しそうな今 
かなり広範囲で人間の生きる意識を前向きにできると想うんだけど。 
 
アメーバさん、どう?  そういうの? 
 
  AMEBAプレミアム オカルト・サービスのお知らせです。 20XX年13月X日25時61分00秒 zraffの投稿  
 
スタッフBLOG で。 ありそう? ・・・・ないな。 あっても気味わるがって誰も利用しねぇだろ 
 
冗談はともかく マジメな話。 
今の日本人の若者には向いてると想うんだけどなぁ~ 
ああ、精神世界系統の密教オヤジの加齢臭や 
占い八卦ババア集めたような安化粧の臭いがゲボい館とか…じゃねぇよ。 
そんな酸欠っぽいのは もう吐いて捨てるほどあるんだから 
もっと小奇麗に センスよく 
海外メディアにも注目されそうな雰囲気でな。 

 
 
    スッキリ、爽やかに。