明日の大規模デモ・・・ | エジプトに暮らして

エジプトに暮らして

いつの間にやら、エジプトでの国際結婚生活9年目。元添乗員ながら観光地案内はほとんどなし。友人への近況報告がてら、日々の事を綴っていきます。私の目線でのエジプトをどうぞ、これもエジプト。


またすっかりご無沙汰してしまいました~。

ここ数日、30日に行われる大規模デモの事でもちきり。
現大統領モルシーの退陣を求めてのデモ・・・

思うに。
(・・・・って、日本大使館からの注意喚起メールでも貼り付けて無難な事を書くか
何も書かないのが敵を作らなくていいんだろうけど、やっぱり書きたいから、書く)

確かにモルシーはこの1年、これといった事もせず、外交重視で、弱者を無視した政策ばかり。
経済は悪化する一方だし治安は回復しないし、ダメダメな大統領。
ただしこれは想定内。いや、想定より悪かったけど。
でも、革命の翌年から
劇的に国が変わるなんて思ってる方が夢見すぎ、だと思う(あ、言っちゃった)
もちろん、すっごい敏腕大統領が就任していたら、少しは違っていたのかも知れないけど。
とりあえず、そういう人は見当たらなかったし、今も見当たらない。

うーん、例えばモルシーが今、ドイツの大統領に就任したとしましょう。
途端にドイツは傾きますか?1年で経済が低迷して、治安が悪化しますか?
答えはノーだと、思うのです。
つまりは人、国民次第。そして元々の国の状態、システム次第。
腐敗しきった賄賂社会が突然クリーーーーンになるのは難しいし、その腐敗に恩恵を受けていた人たちは
利権を諦めたくない、から色んな妨害や策略も絶えない。
モルシーの肩を持ってるわけじゃあない(そう聞こえるだろうけどね)だけど、国民が始めて民主的に選んだ大統領。
一年で弾劾!と叫ぶよりは、もう少し様子を見てもいいのではないの?と思うわけです。

すでに各地で衝突が始まり、死傷者も出ている。
デモで主張するという方法を革命で勝ち取った国民、でもその主張方法は暴力的であってはいけないはず。
1千万人規模になるという話もあるけど、本当にそんな人数が動いたら大変な事になる~。
革命だ~って騒いでいる人もいるけど、革命ってそんな数年ごとに起こるものじゃあないでしょ。。
見ていると、明らかに勘違いというか、騒ぎの中に身をおきたい、という感じの若者が多いのが気になる・・・

どんな展開になるのか?という予想があちこちでたてられているけど・・・
残念ながら死傷者が多数でるのは避けられない感じがする。
そして、7月9日もしくは10日から始まるラマダンで何となく事態がいったん収拾するのでは?
というのがの予想。

革命の時のように流通がいったんストップするかも知れないので、主婦は買い置きに走る。
はずだけど、暑くて動けないよ~、なんならちょうどお米切れてるよ~、明日には買わないと。

そして在住者の皆さん、噂に踊らされないように・・・自分の目で見たものだけ信じましょうね。
といってもマスコミも信じられない昨今、どうしたものか。



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