親愛なるロック小娘へ | 爆音少女症候群のブログ
何を今更と思われるかもですが、あいつの言葉だけでは誤解を招く部分も補足しつつ、借り物の言葉ではなく自分の言葉で、ロックの日ということで失礼を承知でお目汚しを。

2013年秋、オーディション開催から間もなく、超薄い内容にも関わらず、誰よりも早い応募があった。
これがさとみんとの出会い。

たぶん一生忘れられない、ってくらいの印象を与えられて終えたオーディション後、撮影やレッスンを進めていくうち、さとみんは誤解されやすいタイプの子だということが解ってきたのと同時に、表現者として第一歩目の成長に時間が必要な子だということも。
リズム感と音感がいいのに、何故かダンスも歌も全然できない。
それでも焦らせずジックリと、自分が成りたいものを目指して走らせることにした。
何を言ってもあっけらかんと捉えてるように見えるけど、本当は誰よりも周りを見ていて、誰よりも高いところを見ていて、そのクセ練習をサボったり、レッスン中に伝えたことを忘れたり…本当に不器用な子でした。
だから、抱えなくてもいいことを抱え込んでしまって、考えずに走り始めればいいことも考え込んでしまって。

そういう子だと解っていたのに、心にゆとりを持たせなければいけないという医師の診断を受けてしまったのは、他でもないボクの力不足以外の何ものでもないと思っています。
脱退せず休ませることが、今のさとみんにとってどれだけ辛いことか、理解したつもりで理解していなかったボクは、人の前に立つことから逃げる覚悟を持つ前に、何からも逃げない覚悟を持てとか、とにかく更に追い詰めるような言葉を言うことしかできなくて…
それからは、何時間も何十時間も悩んで、何度も話し合いを重ねて、爆音少女症候群を脱退させることが決まってしまいました。
日頃から応援してくださってる皆さんに対して、裏切る形でしかさとみんとメンバーを支えてやることが出来ず、本当に申し訳なく思っています。

さとみんへ

苦しいことだらけで、何もしてあげれてもいない中で、今まで本当に頑張ってきたと思う。
厳しい言葉ばかりかけてきたけど、きっとそれはこれからも変わらない。
それでもさとみんが表現者としてもっと高みへ昇っていく為と信じて、これからもボクがしてあげられることは全部してあげるし、ボク力が足りない部分は、誰に頭を下げてでも、さとみんの背中をしっかり押してあげる。
これは爆シンメンバーにも同じ。

また元気な姿で、今までよりずっとカッコいいさとみんでステージに立つことが、ファンの皆さんへの最初の恩返し。
解ってると思うけど、これから恩返しし続けて、今度はもう立てなくなるまで走り続けて、支えてくれてる人も自分自身も、脱退を納得してくれた爆シンメンバーも、誰もが納得できる存在にならないとダメなんだよ!
だから、今まで誤魔化してきた苦悩も喜びも、もっと馬鹿正直に発信できる場所を一緒に作ろうね。

今はゆっくり休んで、さっさと元気になれ!!

2015年ロックの日
爆音少女症候群
クソプロデューサーMurakami Hitokazu