警察管理国家!釣部人裕(万代宝書房)



内容紹介

「これから、日本は警察管理国家にしなくてはいけない」? この言葉は、ある警察官僚出身の国会議員たちが、20年程前にある会合で発言したセリフです。 昨今の報道とこの裏話を聞いて、 「約20年たって本当に実現されてしまった、間違いなく、これが警察管理国家だ! 」 と私は思ったのです。 言うまでもなく、以前から監視は、「治安のため」という名目で正当化されてきました。 しかし、現在では監視技術が犯罪だけでなく、より幅広い分野で大きく役立つものになってきています。 人工衛星からとらえた画像を手掛りに、援助組織がイラクの砂漠で野宿をしている難民たちを発見したのもその一例です。 衛星が地球規模で気候が急変していることを示す証拠にもなります。 では、未来像はどうなるのでしょうか? 監視社会は、人々を抑圧するのではなく、救ってくれるのでしょうか? それとも、「警察管理国家」になるのでしょうか? 相反する二つの筋書きは、どちらも正しく同時に現実になるものなのでしょうか?

出版社からのコメント

私たちの個人情報は、監視カメラ、スマートフォン・インターネットの閲覧履歴、ソーシャルメディアのアカウントからいくらでも引き出せるのです。 きな臭い時代になってきています。すべては使い方によって、善にも悪にもなります。 現実の世界は、何らかの「メカニズム」によって動いています。 本書は、国会議員秘書40年の経験を持つ、沖見泰一氏と出会い、いろいろな情報交換をする中で、 著者が背中を押して頂き、執筆を決意しました。

著者について

釣部人裕(つりべ ひとひろ) ジャーナリスト・ノンフィクション作家。 1961年、北海道札幌市生まれ。札幌北高等学校卒業。 筑波大学(体育専門学群健康教育学科)卒業。 元高校教師。専門はソフトテニス、運動栄養生化学。 【主な著書】 『決定版 歯の本』 『口の中に毒がある』 『油が決める健康革命』 『再審の壁』 『求ム! 正義の弁護士』 『つりひろの男の料理』 『「ガダルカナルの戦い」帰還兵の息子』 『つりひろの入院妄想記』 『人生を支える言葉』 『75点の英語力で充分伝わる! 』他。