ご来訪ありがとうございます。

今回も、環境系の話題としての太陽光発電
のことです。

それもいつものごとく、営農型、いわゆる
ソーラーシェアリングの話です。

芋掘り


先日、営農型太陽光発電「ソーラーシェアリング」
試験場の畑で、幼稚園の園児たちがサツマイモの
収穫を行ったとの記事を読みました。

両丹日日新聞 : 太陽光パネルの下で園児がイモ掘り 福知山の発電試験場

両丹日日新聞2014年11月8日のニュースです。

営農型太陽光発電は、畑など耕作地に太陽光
パネルを設置して発電し、それと同時に作物も
つくるというもので、ソーラーシェアリング
とも言われています。

園児がそのソーラーシェアリングで作った
サツマイモを収穫で、イモ掘りを楽しんだ
ようですよ。


さて、今回は、神奈川県茅ヶ崎市での実験
です。

2014年11月23日東京新聞神奈川県版の記事
で、畑の上に太陽光発電設備を設置して
サツマイモと里芋が収穫されたことが
書いてありました。

出来も、収穫量の上々だそうですよ。

収穫量が減らないことが条件ですから、
これは良かったですね。

サツマイモの収穫量は前年に比べ、
やや多いということです。

半日陰がどう影響するかは、やってみないと
わからないことがあるんでしょうね。

今回は、二種類のイモで実験です。
「サツマイモは乾いた砂地でも育つ。
里芋は水分が必要」とのことで、比較
実験です。


東京新聞:畑の上に太陽光パネルを設置 茅ケ崎で実験、作物収穫:神奈川(TOKYO Web)

2014年11月23日東京新聞神奈川県版の記事
より引用


茅ケ崎市で、畑の上に太陽光パネルを
設置し、作物を育てながら発電も行う
実験が四月に始まって半年余り-。
サツマイモと里芋が収穫された。出来、
収穫量とも上々。栽培している農業者は
「日照量が減る季節や他の野菜について
も試したい」と話している。

同市で「市民立太陽光発電所」の拡大
に取り組むNPO法人「ちがさき自然
エネルギーネットワーク」が、同市
西久保の市所有地の畑に太陽光パネル
を設置。地元住民グループ「駅と緑と
絆の会」が作物を栽培している。

営農しながら売電収入を得られる仕組み
で、農機具メーカーに勤めていた川崎市
の長島彬さん(71)が考案し「ソーラー
シェアリング」と命名。エネルギー、
食料の両方の自給率に寄与し、神奈川県内
にも多い都市部の農地保全の一助にも
なるのではと期待される。

県内での実証実験は初めて。畑は十
メートル四方。パネルは通常の太陽光
発電に用いられるものより細長く、
地上二メートルの高さに間隔を置いて
並ぶ。日陰と日なたが太陽の動きととも
にずれるので「半日陰」が続く。

絆の会会長で農業を営む鈴木国臣さん(72)
によると、二種類のイモを選んだのは
「サツマイモは乾いた砂地でも育つ。
里芋は水分が必要。半日陰がどう影響
するか、比較しやすいと考えた」。

いずれもパネルがなかった前年と同様
に育ち、サツマイモの収穫量はやや多い
という。ただ、パネルから落ちる雨垂れ
で土に穴が開くことが分かり、副会長
の農業鈴木敏男さん(66)は「葉
ものは雨垂れが当たるとどうか」と話す。

同じ畑で違う野菜を育てる輪作の可能性も
重要なポイント。鈴木会長らは「ソーラー
シェアリング用の栽培技術も必要になる
かもしれない。実験を続けたい」と語る。