たとえば、それが魂であり命のつながりであるならば



それが還る場所は何処なのか?




海にまいて、手を合わせる対象が無くなると言う人がいる

形をなくして、皆と一緒にいられなくなると言う人がいる

線香の一本もあげられないと人は言う




たしかに一理だ
人間の感情の美徳だと思う









でも







私のなかでは、しっくりこない



きっと彼女がそう言った時に、私に拒否感がなかったから、そう決めてこられたんだと思う








ロマンチックな思考だろうけど

海は空に昇り、やがて雲になる
雲は雨を降らし大地を濡らす
大地は草花を育て、いのちをはぐくむ





それこそが命のつながりではないだろうか


魂とは身の周りにあるものすべてに在るのではないだろうか


報恩感謝の想いとは、周りにある空気、大地、水、炎、花、草、動物、人、

私と私の魂を型づくる、過去から未来すべての存在に感謝するものではないだろうか




こうべを垂れるのは決して墓の前じゃない
常なる万物に感謝して、生きていること生かされていることに、感動し感謝を感じるものではないだろうか