☆1月21日☆
朝、HR終了間際。
担任「男子Sと秋月はHRが終わり次第、池谷先生の所へ行く様に」
担当外体育教師に、何だかの理由で呼ばれている
私には心当たりがあった。
あー、きっとスキー授業の事だね^^;
病欠でやむを得なく休んだあの時 、スキー授業も含まれていた筈。
何だかの補習が与えられる予感をしながら
池谷先生担任の酪農科3年廊下前。
女子K「あ、猫の人だー」「おはよう^^」
私「おはよう^^;」
そこには私が苦手な友達Kグループの1人、女子Kもいた。
でも、女子Kはそんなに嫌いじゃない。
私「…これってスキー関係で?」
女子K「うん^^;」
あぁ、やっぱり(´・ω・|||)
池谷先生が教室から出てきた。
私達、スキー授業欠席者を見て口を開く。
池谷先生「今日、走れるか?」
∑はぁ、「走る」って何!?
池谷先生「お前、休んでたから6周」(1時間欠席で1周
私「∑えぇ!6周!?」
最悪…
こんな事になるなら、スキー授業出れば良かった。
とも思ったけど、何かと自由行動が多かったスキー授業。
その度、私は白銀の世界で
一人ぼっちになる───
その事を考えると、走る方がまだ良いように思えた。
走るの好きだし…
今日は、ジャージを持ってきてなかったので
別の日(23日)、昼休み時間を使って走る事になった。
…6周かぁ。時間内に走れるかな。
4時間目、教室で最後の総合実習。
斉藤先生「毎年毎年、最後の授業で書かせている」
“もっとこんなことがしたかった”という内容で
今までの授業を振り返り、意見を書く事になった。
私が先生の授業で“もっとしたかった”事。
シャープペンを握り、プリントと向き合った。
斉藤先生ともっと、もっと…
話したかった。
顔が熱くなった私は、俯くと
机が揺れる程の強い力で、今書いた文字を消した。
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