望むものにはならぬ僕を呪って。 | 知の箱庭劇場

知の箱庭劇場

紅蝉、解散終了。

「祈り。」
作詞:阪本知 作曲:井上隆斗 編曲:紅蝉

棄てられた灯籠は言葉の廃墟に
快楽の過ぎ去った過去を灯す
連なった想い出の終止の矛盾を
今独り喰ろうては涙流す
望むものにはならぬ僕を呪って
見なくても良いものがここにはあった
さよならと手を振って時の終わりに
置き去りの者たちに祈り捧ぐ
立ち止まる記憶には残響の色
ざわめきは愛おしく拒絶を見る
望むものにもなれぬ僕を殺して
安らかな停滞と共に眠った
さよならと手を振って時の終わりに
礎の手のひらに祈り捧ぐ
記憶の意図、紡ぐ時に