特許の無料開放 | 弁理士kの 「ざっくりブログ」

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トヨタが燃料電池関連の特許を無料開放

昨年、どこかの化粧品会社が特許の無料開放をした記事を紹介したと思う。
そのときは、特許活用の新たな側面(広告宣伝機能)として、紹介した。

しかし今回の「特許の無料開放」は、件数が桁違い。

そこで、少々下世話な計算をば

特許権を得るまで庁に支払う費用は、
出願料:15000
審査請求料:120000
登録料:36000
上手くいってざっと、170000
それに、弁理士の手数料:200000
あと、知財部のマンパワー(高給取りでっさかいに):130000
なんやかんやで一件に500000くらいはかかります。

で、解放するのだから、全件が権利化済みだとすると
24億の経費がかかっている(θωθ)/~・・・・

えぇっと、トヨタの体力からしてたいした額ではありませんでした。
(ただし、弁理士費用は非常にお安くさせていただいております。)

まあ、これなら損して得を取ることは十分可能でしょうなぁ。

で、どっから得を持ってくるかですが、
既に権利化しているかこれから権利化される特許(無料開放していないもの)
で得を得るならば、そんなハンドリングができる人を最大に讃えたい。