ドライブ | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

「宇宙刑事シャリバンメモリアル」発売中!
…なのでその事を書こうかと思いましたが、久しぶりに更新したら宇宙刑事の事ばかりなので、今回は期待の(?)新番組「仮面ライダードライブ」について。

長いこと「鎧武」も観てないし、マジンガーみたいな(笑)顔をしたウルトラマンが出てくる「ギンガS」も観てないし、トッキュウジャーも…という事で、特撮ブログとしてももうホントに書くことなくなってきた…と思ってたんですが…。

「次の仮面ライダーに吉井怜ちゃんが出ますね」といろんな方に教えてもらって、調べたらヒロインの戦う婦警さんが内田里央さん。
舞台「鬼切姫」に出て頂き、何度となく「ヴェッカー」候補にも上がってた方。
アクションには縁遠い役柄が多かったけど、ご本人はアクションやりたがってました。
念願かなってよかったですね。

吉井怜さんももう10年近くお会いしてないですが、変わってないですねぇ。予告見たら自転車刑事みたいな(誰がわかるか!)カッコで出てきて、コメディリリーフなのかな?

今年は久しぶりにちゃんと特撮番組観て見るかな、と思いました。

仮面ライダーなのにドライブ?仮面ドライバーやん!…というのは凄い突っ込んで欲しそうなネタなので今更言いませんし、予告等見る限り、「機動刑事ジバン」や「特警シリーズ」っぽい懐かしさも感じました。


しかし…ここへ来て最後のレッドラインを越えたような気がします。
毎年「こんなん仮面ライダーじゃない!」と言われたくて変え続けつつも、時々本郷猛、を出したりして「仮面ライダー」感を留めるようにしたりとかして「仮面ライダー」を名乗り続け続いてきた平成ライダー。

でも

どんなに変わっても「バイクに乗るライダーである」(電車に乗るライダーでさえ電車の中でバイクに乗ってた)というのが守るべきレッドラインな気が(なんとなく)してました。

これで、今度の仮面ライダーは「宇宙からやってきた宇宙母艦を持つ刑事さん」です、と言われてもアリになった気がする。
逆に言うと少なくとも新しいデザイン・設定の新宇宙刑事は生まれにくくなった…と思う。

「ガンダム」が世界中で(人が乗る)ロボットの代名詞になったように、「仮面ライダー」は変身ヒーローの代名詞…というか冠名になってるには違いないんですが。

「仮面ライダー」の名を続けなければならないばかりに、他のヒーローが作れなくなった…企画・発想の幅が狭められてしまっている…と思います。


90年代は東映ヒーロー暗黒の時代とか言われてる(誰が言ってる?)ようですが、メタルヒーローシリーズという(後付の)シリーズ中ながら、ロボットの群像劇「超人機メタルダー」、愉快な世界の忍者がくそ真面目に戦う「世界忍者戦ジライヤ」、ロボコップの逆輸入「機動刑事ジバン」、「レスキューフォース」「レスキューファイア」を10年先にやっていた「特警ウィンスペクター」、人の命と心を救う(好きだった)「特救指令ソルブレイン」、子供版特捜最戦線「特捜エクシードラフト」、謎のロボットヒーロー「特捜ロボジャンパーソン」(謎すぎた)リアルSF意欲作「ブルースワット」、バンダイヒーローの真骨頂「重甲ビーファイター」「ビーファイターカブト」…

90年代の東映ヒーローは偉大なるスクラッチビルドの繰り返しであり、毎年驚き(絶望も)の連続だった。
「仮面ライダークウガ」もそんな挑戦のひとつでしかなかった筈。


…なんて長文をウダウダ書いていたら、韓国で20億を投じた特撮ヒーロー番組が制作されているというニュースが!(古い?)

監督は…坂本浩一!!!!!

坂本監督、前回の記事で「日本の特撮シーンをお願いします」と書いたばかりなのに…

働きすぎ!!

…てか、働けよ!俺!