中牟礼さんに、本当久しぶりにお会いして、昔からの親しい知人のように、たわいない話で笑いあえました。
そして、相変わらず、攻撃的で卓越した演奏が静かに始まりました。
なんなのでしょう、この、音の調べと呼応して、こみ上げてくる感情は!
中牟礼さんは鹿児島出身。
磯さんは北海道出身。
南と北。
性格もそれくらい違う気がします。
でも、演奏は実に質の高い凝縮されたものをお二人で聞かせてくださいます。
今夜は特に国分寺から学生さんがいらして
こういう時は、もちろん、いつもそうであるべきなのだが絶対に手を抜いた演奏は出来ない
と話されたとおり
すばらしいものでした。
また、いい演奏とはどういうものかなど
間奏から入るときのこと等からわかりやすく話して下さって
今夜も又有意義かつ居心地のよい時間を過ごす事ができました。
あ、そうそう。
今夜中牟礼さんがお持ちになったのは
いつものアンプでなく真空管アンプでした。
1953年にギターと一緒に買って
ずっと一緒。
その頃のアンプは、裏がカバーもなく
この状態なままで
雨の時など大変だったそうです。
裏はこんなですけど
表は年季の入ったトランクそのままでした。
今のより
やたらかっこよく見えてしまうのは
なぜでしょうね?