ヨシ刈り20120121
―自然の中で、自然のために―西の湖ヨシ刈り体験

葦の保全と活用、水辺の環境や景観をまもる活動、ヨシ刈り体験ボランティアに参加しませんか?寒い時期ではありますが、多くのご参加をお待ちしています。

★2012年2月12日【日曜日】集合9時00分
... 10時00分~12時00分 ヨシ刈り体験
13時00分~15時00分 和船に乗って西の湖探検(船頭奥田さんのガイド付
               ヨシ工作(ヨシキャンドル作り)

※ヨシ刈り体験だけの参加もOK!!ヨシ工作参加の場合参加費100円

★持ち物
昼食、飲み物、雨具、軍手

★服装
作業の出来る温かい服装、厚底の靴

★場所
滋賀県近江八幡市安土町下豊浦5428
http://www.bgf.or.jp/center/0463.html 

★無料駐車場あり

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主催:東近江水環境自治協議会
共催:コープしが第5エリア協議会


ヨシは、水辺や湿地に生えるイネ科の植物。地上にでている茎の部分は、春から夏にかけ一気に4.5m長いものでは5mにも成長します。1日で30cmも成長するものもあるとか!
この驚異的な成長の過程で、二酸化炭素をたくさん吸収し、更に、根からは窒素やリンを吸いあげるため水もきれいにしてくれます。他にも野鳥の営巣地、琵琶湖の在来種の魚たちの産卵場といった一面も。

刈り取られたヨシは、ヨシズやスダレ、建具の原料にされてきました。また宮中や寺社などに伝わる日本古来の音楽や舞である雅楽に使われる楽器、篳篥(ひちりき)の素材であるといった文化芸能とも深い関係をもち、日本人にとってヨシはなくてはならない植物だったのです。【茅の輪くぐりの輪っかの部分も!】
しかし今では、日本人の生活様式の変化によってヨシ自体が使われなくなっただけでなく、ヨシ製品は中国からの輸入が主流になり、ヨシ原のヨシは刈り取られなくなってしまいました。
ヨシは手入れをしてあげないと、質の良いものが育たなくなってしまいます。しかも、枯れて腐ったヨシは吸収したチッソやリンをまた川に戻してしまう。だから、冬に刈り取りをすることが重要なのです。

3月には、ヨシ焼き
また、今年は、西の湖産のヨシを使ったヨシズやスダレを復活させようと、使われないまま放置されていた手編みのヨシ編み機の補修をおこなっています。

ますます盛り上がる安土にふるってお越しください!