ダウン症息子とエレベーターが止まって考えた。 | ボツ母のブログ

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息子ダウン症2012年生まれ。私立小学校4年生普通学級在籍。テリア犬と息子の日常をぼちぼちと書きます。母の本業は精神障害者の就労支援員、スクールソーシャルワーカー、精神科クリニックの相談員など諸々
社会福祉士/精神保健福祉士/公認心理師

久しぶりに公開記事で書きます。

昨日のこと、お出かけしようとマンションのエレベーターに乗ったら、6階と5階の間でドンと音がしてエレベーターがいきなり止まりました。

停電ではない。明るい。
ボツは、目を丸くしてびっくりしている。

とりあえず非常ボタンを押したら警報音は鳴るが「外部と通話できます」と書いてあるのに全然だれも出ない。

困った。まぁ、お茶もあるし防寒着も身につけているしと落ち着いて考えつつ5分くらいしたら、何ごともなかったようにエレベーターは動き出し、そして1階まで行き外に出られました。

さて、ここて初めて気づいた事。
我が家のマンションには、3台エレベーターがありますが、車椅子用のボタンが設置されているエレベーターと設置されていないエレベーターがあります。
こちら、車椅子♿️対応のパネル


上に「ひじょう」ボタンがあります。


しかし、隣のエレベーターは、こちらの、パネルのみ。

ここでダウン症あるある
背が低い!手が短い!8歳にして115センチの息子は、「ひじょう」のボタンがギリギリ届かない


今回この一連の私の動きで、エレベーターが止まった時はこのボタンを押す事を学んだボツ。
しかし、手が届かないのだ。

これは、車椅子の方にも言える事。
ならば、毎回車椅子対応エレベーターに乗れば良いのかと言う話もあるが、普段使う「6」のボタンと「あける」「しめる」が届くから、まさか「ひじょう」が届かないと気づかなかった。

いやいや、せめて非常ボタン、ここにつけるならもう少し低い位置にお願いできないだろうか?


もし、この車椅子対応でない狭い方のエレベーターの低い位置に非常ボタンがあると誤って押す危険性が高いというならば「取り消し」ボタンも隣に設置すれば良くないか??

マンションのエレベーターは、毎日使うし、それこそごみ出しや新聞取りに行くだけで使う場合、スマホも持たずに手ぶらなことがほとんど。
ご高齢の背の低い方もかなり、この非常ボタンはハードルが高いかと思う。

なんとか、メーカーさん考えてくれないかな?
そして出来ることなら押したらすぐ外部と通話できると安心なんだが。。。

あ、でもボツが1人の時に外部と通話できたとしたら、
「どうしましたか?」
「まままらうーやでーす」→名前を言うが不明瞭
さらなる「どうしましたか?」に
「こわちゃっちゃっ」→本人「壊れちゃった」と言っているつもりだが通じない。
これじゃ、イタズラだと勘違いされちゃうわ。

とりあえず、非常ボタンに手が届くようになるまでエレベーターは1人で乗らないように。
そして、もう少し第三者にご理解頂けるように発音の練習ですかね。


しかし、世の中バリアフリーに随分なっていると思いきや非常時にはまだまだ課題はあるんだなと思った出来事でした。