武者先生のご信託が出ました。武者先生の記事が発表された5月23日の朝7:33と同日に日経平均は大暴落いたしました。

この方は、元ドイツ証券のアナリストの武者陵司さんという方で、この方が有名な曲○り屋でして、過去に何度も相場の転換点を当てています。今回も見事に当ててくれました(;;。 個人投資家のでは有名なお方で、今では「ご神託」と言われて恐れられて重宝しております。


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日経平均4万円も夢ではない―武者陵司(武者リサーチ代表)

月刊誌『Voice』 2013年05月23日 07:33


 いったい何が起こったのだろうか。大多数の日本人はいぶかしく思っているはずである。諦めていた円安、株高、さらにはデフレ脱却と日本経済の復活すら視野に入りはじめたのである。この現実をどのように捉え、投資家、経営者、ビジネスマンはどのようなスタンスを取るべきか、以下ではその答えを述べたい。過去のしがらみやこだわりを捨て、リスクテイクを徹底させるべきである。それは国家百年、企業、個人100年の計を決する重大判断である、と訴えたい。

貨幣が2倍なら株価も2倍に

 日銀の新金融政策は大成功し、不当な株安、不動産安、円高を大転換、2年後には2%インフレが視野に入るだろう。黒田日銀新総裁に主導された金融緩和は、日本経済史における大きな画期となる。諸悪の根源は異常円高と株・不動産の過剰値下がりであり、それは完全に金融政策の射程のなかにあるからである。単純に考えて、貨幣供給が2倍に増えるのだから、供給量が不変の株価、地価は2倍となり、円は(相手国通貨供給が不変なら)2分の1になる。まるで市場にバズーカ砲を撃ち込むように、新金融政策が資産市場と為替市場に絶大な衝撃を与え続ける。「間違っていた株価・不動産価格、円の是正」が起きれば、日本経済をめぐる風景が一変する。現在1.3倍のPBR(株価純資産倍率)が世界平均の1.9倍まで上昇すると考えれば、日経平均株価は1万8000~2万円をめざすことになる。

 同様に、世界で最も割安であった不動産価格も高騰するだろう。控えめに見積もっても、今後数年間で年間GDPと同額の500兆円以上の資産効果(株と不動産のキャピタルゲイン)を日本にもたらすだろう。不動産関連をはじめとして投資と銀行貸し出しも増加、2014年から3%程度の賃金上昇も始まる公算が大きい。消費税増税前の駆け込みもあり、消費・投資は2014年にかけて大きく増加しよう。資産価格急騰自体が追加的購買力を生むので貯蓄余剰の解消は緩慢となり、長期金利は2014年から上昇するものの1.0%止まりであろう。

 われわれは、今後の日本を二段階で考えるべきだろう。まずアベノミクスで円高デフレ脱却、その先の改革で世界の経済大国日本復活へ、である。日本の成長分野である医療、教育、農業は既得権益の巣窟、それらを規制緩和・自由化し、競争を導入し、資源を誘導しなければならない。また移民法の改正、女性の機会均等等、開かれた社会への変革も必須である。TPP参加を梃子とした構造改革、社会保障と労働の規制改革推進が実現できれば、日本は再度世界に冠たる高生産性経済大国になるであろう。第一段階だけでも日経平均は2万円、第二段階が進展すれば、日経平均は3万円から4万円への展望が開けていくだろう。

「そんなうまい話があるはずはない。輪転機を回しさえすればすべてが解決するとは錬金術である。呪縛にかかっている」。そうした懐疑を尻目に、株価は昨年11月14日以降5カ月で50%、ドル円レートも・・・・

以下省略しますが、つまり日経平均が今後3万円、4万円つけるのも不思議ではないとのこですね。

続いてプロフィールです。立派な経歴ですね。

プロフィール
■武者陵司(むしゃ・りょうじ)武者リサーチ代表
1949年、長野県生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。大和総研企業調査第二部長、ドイツ証券副会長兼チーフ・インベストメント・アドバイザーなどを経て2009年に株式会社武者リサーチを設立、代表に就任。



■『Voice』2013年6月号
[総力特集]お金の流れがまた変わる 新興国に流れていたお金が、先進国に向かいはじめた。しかし、その先はどうなるのか。総力特集では「お金の流れがまた変わる」と題した。大前研一氏は「世界のマネーは米国をめざす」と読む。日本もこのまま無策だと、世界のお金がすぐに逃げてしまうとも。一方、武者陵司氏は「日経平均3万円、4万円も夢ではない」と大胆予想。信じるか、信じないかは読者次第。第二特集では日高義樹氏が、オバマ政権の北朝鮮への弱腰姿勢が日本の安全保障を脅かすと警鐘を鳴らす。また、「エネルギー日露同盟」の必要性を説くのは藤和彦氏。日露首脳会談の背景もよくわかる。今月号で一押しなのが伊集院静氏へのインタビュー。松井秀喜氏への想いを語るとともに、プロの仕事とは何かを教えてくれる。若い人たちにぜひ読んでいただきたい。