前回の続き。
 
彼の友達との宅飲みのあと。
終電近くなってきてそろそろみんな帰るかなーって思っていた私。
みんな酔ってるし変な流れになって、なぜかカラオケに行くことになった。
正直、すごく嫌だったけど私だけ行きたくないとも言えず。
 
私、カラオケ自体は嫌いじゃない。
自分から行きたいと思うことはないけど絶対無理ってわけでもない。
でもそれは家族か、昔からの友達と行く時に限る。
 
今の彼氏とは一緒に行ったこともなかった。
元彼とはグループでも2人でもよく行ってたけど。
 
 
初めての人や、慣れない人とのカラオケが本当に苦痛。
人の歌を聴くのは好きだけど、何も歌わずにいると空気のよめないヤツになってしまうし。
人付き合いが上手くできないこと、気にしすぎる性格、完璧に出来る自信がないものを披露なんてできないって思ってしまう。
 
 
しかもこの時、3組のカップルで行ったけど、私以外の女性2人ともカラオケ大好きで歌もうまいしダンスもするしノリノリだしついていけなかった。
 
すごく劣等感が芽生えて辛かった。
彼氏にも申し訳なくなった。
みんな楽しめているのに、私だけ歌うのも恥ずかしがっててノリも良くないし。
 
でも女だけで何度か一緒に歌ったりはできた。
それもすごく緊張して冷や汗をかいたけど、誰かと一緒には歌えただけでも頑張った。
 
 
カラオケにいる間、彼はすごく気にかけてくれてた。
ちょこちょこ「大丈夫?」って聞いてくれた。
「2人で一緒に何か歌お」とか、「Blueに捧げます!」とか言って大げさに私に向けてラブソング熱唱して笑いをとってた。
『大好き』とか『愛してる』とかの歌詞が出るたびに私の顔見て、手を広げて。
バカだな〜恥ずかしいからやめてよ〜、って思ったけど面白かった。
 
 
そんな彼を見て、みんな「こんなアイツ初めて見たわ」って。
「彼女大好きなんだなって分かる」って言ってて、ちょっとうれしかった。
 
 
 
そして朝の5時になって解散。
 
 
帰り道、酔っ払いの彼に「なんであんなことするの?好きだから?それとも私のこと心配で安心させたいからしたの?」って聞いた。
彼は「両方!」って言った。
 
そのあと「お前は俺がそんなに好きじゃないと思ってるけど、俺がお前のこと大好きだってみんな知ってる。もういい加減、信じてよ。不安になるな。」って言った。
 
 
彼の言葉、すごくうれしかった。
でも、それでも「もしかしたら。。。嫌なことが起きるんじゃないか」ってまだネガティブに考えてしまう瞬間がある私。
 
 
 
前によく見てたサイトを思い出した。
 
そこには恋愛中に不安になってしまうのは、希望があるからって書いていた。
 

私たちは、予定が何もなければ、明日の天気が晴れるかどうか、気にすることもありません。でも、彼と公園にお弁当を持ってピクニックに行く約束をしていたら、急にお天気のことが不安になってきます。

つまり、不安になるのは、未来に希望があるからです。それが自分の望むとおりにならなかったらどうしよう、と考えるから不安になるのです。不安と希望はカードの表裏。そばにいたい、失いたくない、という気持ちが強ければ強いほど、不安はどんどん増殖していきます。不安になったら、大きくひとつ深呼吸。自分は彼との未来を考えているから不安になるの。不安は希望の裏返し。すごいよ、希望があるんだもの、と自分をほめてあげてください。どうですか? 少し落ち着きましたか?

 
美plan内『なぜ不安になるの? ―不安な心のメカニズム』より引用
 
 
 
自分の勝手な不安や嫉妬や妄想じゃなくて、彼の行動から愛情を見極めなきゃいけなかったなぁって今なら思える。
 
2人きりの時の彼の言動も、彼の友達の前での彼の言動も、私のことはちゃんと好きでいてくれているって信じたい。
 
なんでありのまま受け入れて素直に喜べないのか。
不安になるのは傷つきたくないから。
自分の自信の無さから、相手の気持ちを疑ってしまうから。
 
 
私が病気治していろんなこと頑張って自分に自信をつけたらきっと彼との関係はもっと良くなるんだろうな。
 
 
ただ、元の性格とこの病気の線引きが難しいからゴールが見えない。
 
カラオケ苦手なのは性格?病気?
 
こんなことも分からなくなる。
 
 
前回書いたけど、70点の料理で誰も嫌わないのに、100点じゃなきゃダメだって思うのと同じで、カラオケもそう。上手くないと歌っちゃダメだ、って思い込む。
 
嫌われたくない、良く思われたい、褒められたい、好かれたい。
 
この気持ちが強くあるうちは、料理もカラオケも他の日常のことすべてにプレッシャーがかかってストレスになるんだろうな。
 
 
病気を治せばすべて解決ではないけど、とても生きやすくなるんだろうなって思うと早く治したくなった。
 
 

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