2016年5月3日15:04キックオフ@西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 天候:曇

京都 2ー1 清水


【京都メンバー】
GK菅野孝憲。DF右から石櫃洋祐、菅沼駿哉、下畠翔吾、本多勇喜。MF右からエスクデロ競飛王、アンドレイ、山瀬功治、、堀米勇輝。FWダニエル・ロビーニョ、イ・ヨンジェ。
SUB:清水圭介、齊藤隆成、岩沼俊介、國領一平、田村亮介、有田光希、沼大希
監督:石丸清隆

(選手交代)
41分、ダニエル・ロビーニョ→有田:負傷交代。ポジションそのまま。
78分、エスクデロ→國領:ポジションそのまま。
94分、堀米→岩沼:ポジションそのまま。


【清水メンバー】
GK杉山力裕。DF右から川口尚紀、犬飼智也、三浦弦太(HT:→ビョン・ジュンボン)、福村貴幸。MF右から村田和哉、本田拓也、六平光成(81分:→北川航也)、河井陽介。FW大前元紀、チョン・テセ(73分:→白崎凌兵)。
SUB:碓井健平、石毛秀樹、竹内涼、枝村匠馬
監督:小林伸二


【審判団】
主審:野田祐樹 副審:大西保、村井良輔


【得点】*サイドは攻撃側から見て
63分、山瀬(京都1-0清水):左CK、堀米のクロスはクリアされるものの、そのボールをダイレクトで堀米がクロス。またもクリアされるも、こぼれ球を山瀬が右足ダイレクトシュートでゴール左上に突き刺す。
68分、有田(京都2-0清水):左サイドで本多が奪い、縦パス。堀米がダイレクトで有田に繋ぐと、有田が単身切り込み、DFをかわして右足シュートをゴール右に流し込む。
91分、北川(京都2ー1清水):大前がドリブルで持ち込み、左サイドの白崎へ。白崎は中央の河井に渡すとともにDFの裏に走りこみ、浮き球のパスを頭で中へ折り返す。そこに北川が飛び込んで押し込む。


【警告】
京都:エスクデロ(22分)
清水:なし



連戦期間ですので、現地で観た流れのままさっくりと行きます。たぶん(笑)

ゴールデンウィーク連戦の2戦目、京都はホームに清水を迎えました。
京都は前節C大阪に勝利して、中3日で迎える試合となります。
ここまで全試合フル出場の佐藤が累積警告により出場停止となったため、山瀬がボランチに入り、エスクデロが右サイドハーフでスタメン出場となりました。ベンチには岩沼が久しぶりに入っています。
対する清水はJ1から降格してきたチーム。
ここまでアウェーゲームでは全勝。昨季からなかなかホームで勝てていませんでしたが、前節金沢に大勝して久しぶりのホームゲーム勝利。勢いをつけて今節に臨んでいます。
メンバーは直前3試合と全く同じ。昨季まで京都に所属していた福村もスタメンでした。



ポイントとなった両チームのアクシデントとサイドの対応


清水に押し込まれる時間が長かったですが、前節のC大阪戦と同様に粘り強く対応を続けることができました。
セットプレーとカウンターから2点を奪い、終了間際に1点は失いましたが、守り切って連勝となりました。


試合のポイントとしては、お互いに出てしまった負傷者とサイドの対応だったでしょうか。

清水は両サイドがワイドに開き、奪ったらすぐにサイドに入れるようにしていました。
特に村田はドリブル突破が得意な選手ですので、大きなサイドチェンジから村田の縦への突破を使う狙いがありそうですね。
また、前線ではチョン・テセが体の強さを見せ、京都のDFラインを押し下げようとします。
それによって横と縦に広げられたところに大前が入ってきて、京都を崩す狙い。
京都は普段と違って山瀬がボランチに入り、エスクデロが右サイドに入っていましたので、C大阪戦ほどはコンパクトな守備を作れず、押し込まれることになってしまいました。
最終ラインで凌ぎ、なんとか前線に繋げようとしますが、清水の中盤のチェックも速い上、ロングボールも三浦と犬飼に弾き返され、ほとんど攻撃の形を作ることができません。

そんな中、前半の終わり際に京都はダニエル・ロビーニョ、清水は三浦が負傷し、共に交代を余儀なくされてしまいます。
京都は前半のうちに有田、清水は後半頭からビョン・ジュンボンが入りましたが、これで京都攻撃陣と清水守備陣のバランスが変わりましたね。
有田とヨンジェのコンビは2人とも競り合いに強く、ロングボールに競り勝つ回数も増えていきます。
そうなると後方の押し上げも効くようになり、中盤でボールも奪い取れるように。
面白かったのは、エスクデロは依然として守備のポジショニングが怪しく、攻め残りすることも多かったのですが、京都の重心が前に移るに従って清水が捕まえにくそうになっていたことですね。
そのため、枚数を掛けた攻撃もしやすくなり、両サイドバックのオーバーラップも使えるように。
そういった攻撃からコーナーキックを得て、山瀬が強烈なシュートを突き刺して先制に成功。
さらに、カウンターで有田が追加点を上げ、京都ペースで試合を進めることが出来ました。

2点リードした後はエスクデロに替えて國領を入れて、守備の穴を塞ぎました。
最後に1点を失いましたが、後方の集中はほぼ途切れず逃げ切ることに成功。何度か抜け出されそうになる場面もありましたが、本多や下畠を筆頭にしっかり体を投げ出してストップできたのは素晴らしかったですね。


ゴールデンウィークの連戦、C大阪、清水といった強力な戦力を誇る相手に連勝を飾ることができました。
C大阪戦で分かりやすく戦えた ということを書きましたが、今節もまず守備からというのは同様ですね。
清水の方がリスクを侵さない分、京都がボールを持つ時間も増えましたが、変にバランスを崩さず戦えたのがまず良かったと思います。
清水の選手の技術は本当に高く、サイドチェンジから一気にサイドを攻略しようとする攻めは脅威でしたので、しっかりリスク管理できたことが押さえ込めた要因でしょう。
村田を自由にさせなかった本多の貢献も大きいですね。
多少リズムが悪くてもしっかり我慢することが大事ですし、コンパクトな守備を続けることで今節のようにチャンスに続けていける手応えもあったはずです。

次節もまた中3日の試合で、負傷者も続いているだけにしんどい部分がありますが、しっかり続けていきたいところですね。
次はいよいよコラボ企画マッチ 、千葉戦です。

コラボ企画の第2弾は只今準備中ですので、近日中に出します。



―2016シーズン通算記録―
4勝4分2敗 勝ち点16
13得点 11失点
今節終了時点での順位:8位
*第7節熊本戦は延期(開催日未定)

【ゴール】
3点:有田
2点:イ・ヨンジェ、アンドレイ
1点:石櫃、下畠、ダニエル・ロビーニョ、堀米、本多、山瀬

【アシスト】
4アシスト:堀米
1アシスト:有田、ダニエル・ロビーニョ、イ・ヨンジェ、佐藤

【累積警告】
3枚:本多
2枚:イ・ヨンジェ、菅沼、エスクデロ
1枚:有田、アンドレイ

*佐藤は累積警告4枚による出場停止が一度あり
*菅沼は一発退場による出場停止が一度あり