82016年8月11日18:04キックオフ@NDソフトスタジアム山形 天候:晴

山形 0ー0 京都   


【京都メンバー】
GK菅野孝憲。DF右から下畠翔吾、菅沼駿哉、染谷悠太、本多勇喜。MF右から堀米勇輝、アンドレイ、佐藤健太郎、山瀬功治。FWエスクデロ競飛王、イ・ヨンジェ。
SUB:清水圭介、内田恭兵、吉野恭平、岩沼俊介、ダニエル・ロビーニョ、有田光希、キロス。
監督:石丸清隆

(選手交代)
21分、染谷→岩沼:負傷交代。岩沼が右SBに入り、下畠がCBに移る。
71分、イ・ヨンジェ→ダニエル・ロビーニョ:ポジションそのまま。
91分、山瀬→内田:ポジションそのまま。


【山形メンバー】
GK山岸範宏。DF右から宇佐美宏和、渡辺広大、田代真一、山田拓巳。MF右から佐藤優平、川西翔太、アルセウ(61分:→松岡亮輔)、伊東俊(80分:→鈴木雄斗)。FWディエゴ、林陵平(75分:→大黒将志)。
SUB:中村隼、荒堀謙次、高木利弥、永藤歩。
監督:冨樫剛一


【審判団】
主審:清水勇人 副審:佐藤貴之、西村幹也


【得点】*サイドは攻撃側から見て
なし


【警告】
山形:田代(44分)、宇佐美(62分)、鈴木(84分)
京都:なし



今年から新しい祝日として山の日が設定されたことが影響しているのか、8月の厳しい暑さの中ながらも1週間で3試合を戦わなければならない過酷な日程が3年ぶりに組まれた今週。
連戦頭の前節、東京Vに勝利した京都は、アウェーに乗り込んで山形との対戦になりました。
中3日で迎えた試合ですが、京都はスタメン・サブともに変更なし。
対する山形とは第6節に対戦して勝利 しています。これが今季の初勝利でしたね。
山形はシーズン通して苦しんでおり、前節終了時点で16位。ここ6試合勝ちがなく、3連敗中となっています。試合前日にはクラブから「声明文」も出ていましたね。
前回対戦時は3バックを敷いていましたが、今節は4バック。
林がスタメンに入り、京都から期限付き移籍中の大黒はベンチスタート。また、アルセウが松岡に代わってボランチに入っていました。



ハマらなかった守備と削られた体力が痛手に


次の試合も近いですし、お盆休みですし手短に(笑)

試合はスコアレスドローに終わりました。
連戦ですし、変に体力を使いたくないので、前半は無理せず守備重視で入ったと思います。
決定機はそれほど創らせていませんでしたが、狙い通りの守備ができていたかというとそうでもなく。

山形はなんとか今節勝利を収めたいということで積極的に来ていて、積極的にボールに絡んでくる選手も多くて京都は押し込まれることに。
それだけなら落ち着いて対応すれば良いのですが、山形の前線の選手はかなりポジションを入れ替えながら攻めてきていて、その対応がハッキリできませんでした。
林はトップに張っていることが多かったですけど、ディエゴが中盤に引いたり(懐かしい・・・)、ボランチの川西が前線に飛び出したり、佐藤と伊東がサイドを入れ替えたり。京都のDFと中盤のラインの間、あるいは中盤の前に出入りすることで、京都の守備の的を絞らせなくしてきます。
前節の東京V と似たような感じでしたし、同じように守備時にはバランスを崩しがち。しかし今節の山形はそこを走力でカバーしていて、京都ボールに変わった時の切り替えが速くて京都の中盤を自由にさせてくれませんでした。

そうなると京都としてはロングボールに活路を見出すことになるのですが、ここも潰されることが多かった印象。前線にさえ収まればチャンスはできましたし、決定機も創れはしました。
ただ回数としては少し物足りなかったでしょうか。守備面で狙い通りに奪えさえすればまた違ったと思いますが・・・。

山形はかなり無理をしていたところがあるので、後半になると当然のように動きは鈍りました。
そこを突いていければ良かったのですが、京都もギアが上がらなかったですね。どうしても中3日の試合ですし、暑さもあるので仕方ない部分はあります。
そこはなんとか選手交代でリズムの変化を付けたかったですが、何度も今季見られている通り、有効なオプションを作りきれていないのが現状。
前半に染谷の負傷で交代枠を1枚使っていたのも痛手でした。

守備面でのバランスを崩さないまま、攻撃面にプラスを与えるような交代となるとなかなか難しいところですけど、結局のところ選手のコンディション任せの印象になってしまっています。
元々攻撃に関しては選手の組み合わせと、ドリブル突破に負うところが大きいのも影響しています。
シーズン当初からなんとか解消したいところでしたが、まだまだ出来上がっていない部分になってしまってますね。試合レビューでもよく書いている気がします(苦笑)

しかし、試合は待ってくれません。
この厳しい暑さの中、次は中2日でやってくる過酷日程。
コンディションの整っている選手をいかに揃えられるかがポイントでしょうし、連携面を割り引いて考える必要なり決断なりも出てくるでしょう。

苦しい局面です。その一方で、多少のギャンブルが許される状況でもあります。
さあ、どう出るでしょうか。



―2016シーズン通算記録―
12勝11分5敗 勝ち点47
37得点 26失点
今節終了時点での順位:6位

【ゴール】
6点:堀米
5点:山瀬
4点:イ・ヨンジェ、有田、エスクデロ
3点:アンドレイ、ダニエル・ロビーニョ
2点:石櫃
1点:下畠、本多、沼、岩沼、内田、菅沼

【アシスト】
9アシスト:エスクデロ
7アシスト:堀米
3アシスト:ダニエル・ロビーニョ、アンドレイ
2アシスト:イ・ヨンジェ
1アシスト:有田、佐藤、菅沼

【累積警告】
3枚:佐藤、エスクデロ
2枚:イ・ヨンジェ、下畠、ダニエル・ロビーニョ、有田、本多
1枚:菅野、堀米、染谷、菅沼

*佐藤、本多、菅沼、石櫃、アンドレイは累積警告4枚による出場停止が一度あり
*菅沼は一発退場による出場停止が一度あり