第26節

8月5日19:03@西京極 天候:曇
京都 1ー1 岡山
試合記録: http://www.sanga-fc.jp/games/result/2017080511/
【京都出場メンバー(4-4-2)】
GK菅野。DF右から石櫃、染谷、下畠、本多。MF右から小屋松(78分:→イ・ヨンジェ)、吉野
(57分:→ハ・ソンミン)、エスクデロ、岩崎。FW大黒(61分:→ケヴィン・オリス)、闘莉王。
【得点】
京都:ケヴィン・オリス(94分:←石櫃)

岡山:パク・ヒョンジン(13分)
【警告】

京都:石櫃(23分)、吉野(40分)

岡山:なし



第27節

8月11日18:03@西京極 天候:晴
京都 0ー1 福岡
試合記録: http://www.sanga-fc.jp/games/result/2017081105/
【京都出場メンバー(4-4-2)】
GK菅野。DF右から内田(77分:→土屋)、染谷、下畠、本多。MF右から仙頭(77分:→イ・ヨンジェ)、ハ・ソンミン
、エスクデロ、岩崎。FW大黒(82分:→闘莉王)、ケヴィン・オリス。
【得点】
京都:なし

福岡:ウェリントン(84分)
【警告】

京都:仙頭(21分)、ケヴィン・オリス(29分)、ハ・ソンミン(63分)、土屋(83分)

福岡:ジウシーニョ(67分)、ウェリントン(89分)



第28節

8月16日19:03@K'sスタ 天候:曇
水戸 2ー0 京都
試合記録: http://www.sanga-fc.jp/games/result/2017081601/
【京都出場メンバー(4-4-2)】
GK菅野。DF右から石櫃、染谷
(65分:→土屋)、下畠、本多。MF右からエスクデロ(83分:→仙頭)、ハ・ソンミン、吉野、岩崎。FW大黒(60分:→小屋松)、闘莉王。
【得点】
水戸:齋藤(20分)、前田(79分)

京都:なし
【警告】

水戸:浜崎(8分)、細川(83分)、前田(87分)

京都:染谷(6分)、闘莉王(75分)、ハ・ソンミン(85分)

【退場】

京都:吉野(58分)、ハ・ソンミン(85分)



第29節

8月20日18:04@西京極 天候:晴
京都 2ー2 大分
試合記録: http://www.sanga-fc.jp/games/result/2017082008/
【京都出場メンバー(4-4-2)】
GK菅野。DF右から石櫃、
土屋、下畠、本多。MF右から小屋松(65分:→内田)、エスクデロ、望月(68分:→仙頭)、岩崎。FWイ・ヨンジェ(72分:→大黒)、ケヴィン・オリス。
【得点】
京都:イ・ヨンジェ(39分:←石櫃)、大黒(93分)

大分:鈴木(64分)、伊佐(81分)
【警告】

京都:イ・ヨンジェ(11分)、土屋(70分)

大分:伊佐(84分)



第30節

8月27日19:03@トラスタ 天候:晴
長崎 1ー0 京都
試合記録: http://www.sanga-fc.jp/games/result/2017082705/
【京都出場メンバー(4-4-2)】
GK菅野。DF右から石櫃、
土屋、染谷、本多。MF右から小屋松(68分:→イ・ヨンジェ)、エスクデロ、吉野、岩崎。FW闘莉王、ケヴィン・オリス(79分:→大黒)。
【得点】
長崎:丸岡(76分)

京都:イ・ヨンジェ(39分:←石櫃)、大黒(93分)

【警告】

長崎:飯尾(8分)、島田(24分)

京都:染谷(46分)、イ・ヨンジェ(81分)




8月を終えました。
この1ヶ月は5試合で2分3敗と勝ちなし。2013年以来、4年ぶりに8月未勝利となりました。
さらに試合内容は低調なものが多く、頭を抱える1ヶ月となってしまいました。

7月は3勝1分1敗と上々の成績だったわけですが、その際のレビュー で懸念として挙げたものが実際に起こってしまったという印象です。
7月に良い成績を収めた要因としては、闘莉王&ケヴィンのツインタワーの高さ・強さに岩崎・小屋松のサイドハーフの走力を組み合わせ、個々のフィジカル能力を前面に出す形を徹底できたことにあります。
チームとしてのクオリティは高くなく、試合内容も良いものばかりではありませんでした。しかし、ここに至るまでチームとしての骨格をほぼ作れていない状況を考えれば、現状の京都の強みを出せる状況に落とし込むことが勝ち点を得るには最適なわけですから。
ただ一方で懸念として挙げたのは、そこに至るまでに事あるごとに後方から組み立てて行く地上戦への志向にトライしては継続できず(させず?)に撤退することを繰り返していた点で、勝ち点に余裕が出たことによって再び立ち返るのではないかということでした。

で、その懸念は早速岡山戦で現れていて、ケヴィンをベンチに置いて大黒と闘莉王の2トップを採用。
もちろん前節に大黒の2ゴールで勝利していたこともあると思いますが、攻撃パターンが元々無い中でスタートから大黒を置いてもさして効果はなく。しかも闘莉王の高さを使うというよりは、やはり地上戦への志向を見せようとしては早々に潰される展開で。闘莉王がやや引きたがる傾向もありますが、ほとんど攻撃はできず。
なんとかCKからケヴィンのゴールで終了間際に追いつき、勝ち点1は得ることができましたが、ここから連戦によるコンディション不良や出場停止が重なり、負のリズムに落ち込んでいく形になりました。

チームとしての骨格ができていない中で毎試合のように欠場選手が出てしまえば、戦い方に影響が出るのは当然です。
水戸戦は吉野の退場こそ不運なものと感じましたが、そこから完全に壊れてしまった様を見せてしまったように、うまくいかないことから来るフラストレーションも相当なものになってしまっている様子。
どうしても個々の能力に依存したサッカーなので、上手く行かないときに選手たちが感じるイライラや屈辱感は相当なものがあるでしょうからね。。。

そういう意味では福岡戦と大分戦はよく戦っている印象でしたが、なかなか攻撃にスムーズに出られないところもあり、どうにも難しいなぁというところ。
とは言え、仙頭がサイドハーフとしてボールの収めどころになったり、ヨンジェとケヴィンのツートップで前線から嵌め込めたりと可能性を感じる部分もありました。どちらも序盤戦である程度分かっていたはずではありますが・・・。これも結局継続しませんでしたね。
一方で長崎戦はツインタワーでスタートし、後半に疲労による技術的・判断ミスから失点を喫して敗戦したものの、戦い方としてのスムーズさはありました。

と考えていくと、結局のところどうにか主力のコンディションを整え、ツインタワーを軸にした攻撃でフィジカル能力が落ちるまでにリードを奪ってなんとか逃げ切る、というのが勝ちへの道筋というところになるでしょう。
この期に及んでそれしか無いのは、これこそ頭を抱えたくなる事態ですが、現状のチームにそれ以上を求めることは難しいと思います。涼しくなればもう少しマシになるかな、くらいで。
一方でシーズンを戦ってきた蓄積疲労も掛かってきますが・・・。

なんかこう書いてくると大して面白みがない現状を改めて突きつけられる感じがありますね。
残り試合数を考えると監督交代をしたところで・・・というところもありますが、少なくとも来季はお付き合いしたくないものですね。
ここまで進歩も見られず、チームとしての狙いが継続性を持って見られないのも辛いですし。シーズン通してだけでなく、月間レベルでも見出すのが難しいくらいですから・・・。

言い換えれば、余程のことが無い限り布部監督が来季も指揮を執ることはないでしょうし(ない、よね?)、それであればプロの指導者としての気概を持って自分のやりたいサッカーを追求してもらってもいいんですが。
それっぽいことをしているようでもありますが、そこも中途半端な状況で、それもまた面白くなくしている要因だったりはします。個人的な話になりますけど。
柏での攻撃に関する個人指導に秀でたコーチとしての評判は高かったのは確かですし、どこかで監督としての道に進む野心もあったことでしょう。
もちろん自分の望む戦力であったり状況であったりというのとは異なるかもしれませんが、そうであったにせよ組織を作っていく方策と継続性に関わる判断には疑問を感じざるを得ません。
それこそ覚悟の部分と言うか。

残り12試合。
8月の
戦い方次第ではプレーオフ進出の芽もありましたが、この1ヶ月でほぼなくなってしまったと考えていいと思います。
一方で
J3降格圏ともかなり勝ち点差がある上、J3上位陣のライセンス動向により、降格もほぼなくなった状況です。次節の山口戦で敗戦すると縮まってしまうので、ちょっと緊張感のある試合になるかもしれませんが。
ただ、漫然と進めていって特になにもなくシーズンを終える可能性もあるところ。
あと12試合、どうなりますかねぇ。



―2017シーズン通算記録―
9勝10分11敗 勝ち点34
38得点 38失点
今節終了時点での順位:16位


【ゴール】

12点:闘莉王

7点:小屋松

6点:ケヴィン・オリス

4点:大黒

2点:仙頭、イ・ヨンジェ

1点:望月、岩崎、本多、伊東、吉野

【アシスト】

5アシスト:岩崎、石櫃

4アシスト:エスクデロ、ケヴィン・オリス

2アシスト:本多

1アシスト:イ・ヨンジェ、大野、湯澤、ハ・ソンミン、吉野、伊東、闘莉王、小屋松

【累積警告】

4枚:イ・ヨンジェ

3枚:エスクデロ、仙頭

2枚:望月、本多、土屋

1枚:大野、湯澤、菅野、小屋松、伊東、下畠、岩崎、土屋、染谷


*ケヴィン・オリス、吉野、ハ・ソンミンは一発退場による出場停止が1回アリ

  (ケヴィン・オリスは審判侮辱により2試合出場停止、ハ・ソンミンは審判侮辱および施設破損行為により3試合出場停止)

*高橋、石櫃、吉野、ケヴィン・オリス、染谷、闘莉王、ハ・ソンミン、イ・ヨンジェは累積警告4枚による出場停止が1回アリ(イ・ヨンジェは次節・第31節が出場停止)

*吉野は天皇杯での出場停止(3試合)をリーグ戦で消化