What gets us into trouble is not what we don't know.
It's what we know for sure that just ain't so.


私たちを困難な状況にするものは、無知だからではない。常識という思い込みからだ。

不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]


ブッシュ前大統領ではなく、ゴア氏が大統領になっていたら世界はどうなっていたんやろ。
既に過去のことを考えるのは、不毛かもしれないが、考えずにはいられない。
それぐらいやまゆうは、ゴア氏を敬愛しているし、この映画を見て、ますます好きになった。
ゴア氏のプレゼンのうまさ、五感に訴えかける映像美、どれをとってもピカイチですもん。

何よりゴア氏のすんげぇところは、本気なんだ。熱いんだ。その信念なんだ。
映画の内容は、温暖化の真実をあらゆる角度からとらえる。
時には科学的に、時には政治的に、時には氷河ない海原を泳ぐ北極クマを感情的に捉える。

本日の要点はたった1つ。温暖化を防ぐために何が邪魔をするのか?
本日の答えもたった1つ。人間が邪魔をしているんですねー。


・既得権益層の妨害
この映画で驚愕したのは、事実の改ざんだ。科学者の発表原稿に何の知識もない権力者どもが書き直す。不都合な真実を公表しようとする科学者を買収、迫害、抹消する。誤解を恐れず言うと、今ある温暖化に対しての反論の大半が、そのような既得権益層が捏造した事実ではないかと個人的に思う。
・自覚なき大衆
決してみんなをバカにしているわけでなく、人間の性として危機感を感じないと行動できない点があるということ。つまり僕たちには雀の涙も危機感がないってこと。やまゆう自身もこれだけ環境サミットやら中国への派遣やら言うても奥底から危機感があるといったら嘘になる。

加えてゴア氏が言うには、経済と環境対策は両立できるという。これは朗報だヘ(゚∀゚*)ノ
省エネ家電、断熱住宅、ハイブリッド&電気自動車、再生可能エネルギーなどなど、現存する技術を大規模にすべて実行すれば、なんと1970年代レベルまでCO2排出量を下げられるんだって!鳩山首相の1990年比で25%カットなんて余裕っすね。

カエルを熱湯に入れると、あわててすぐに熱湯から飛び出す。
でもカエルを水に入れて、ジワジワ熱湯に近づけると逃げることなく、死ぬという

ゴア氏が言った強烈なアイロニー。語りがうまくて笑ってしまったが。

でも僕らはカエルじゃない。確かに僕たちが温暖化の原因だけど、それ以上に温暖化をはじめ、あらゆる困難な問題に対して危機感をもって立ち向かっていける存在だから。やまゆうはそう信じるとともに個人レベルでもっと行動していくことをここに誓います。(ペットボトルキャップとか…)

最後に素晴らしいスピーチを紹介します。
1992年6月。リオ・デ・ジャネイロでの環境サミットに集まった世界の指導者たちにすんごい言葉をたたきつけた少女、セヴァン・スズキの伝説のスピーチだ。もうたじたじの大人たちは見物やわ。