嫁さんによく「パグに似てるよね」っていわれます。
$やまゆうのブログ
by miss_rogue

まぁ顔が似てるってこともあるんですが、行動がイヌ化してるそうです。
ちなみにパグくんの性格とやらをググってみたんで、引用しときます。

「パグは、愛情深く、遊び好きで、共に生活するパートナーとして理想的な犬種といえます。基本的には快活で、はしゃぎ回ったり、人の気を引いたりと天真爛漫に行動し、人を気持ちよくさせたり喜ばせたりするのが大好きです。物覚えもはやく、頭の良い犬種ですが、少々頑固でマイペースなところがあるので、しつけは根気よく。愛想が良く、温和な性格なので、お子様たちともよく遊びますし、お年寄りでもよくなじみ、安心な犬種です。」
『パグの特徴・性格・飼い方のポイント』

修正を入れて思い当たる点を強調してみたら、あながち間違ってないなw
そんなパグなやまゆうは今日、生涯の友であるみちこと3時間ほど電話していた。
そこでやまゆうはパグらしからぬ、ある嘘をついたんです。

「安いプライドなんてとうに捨ててしまった」って。

やまゆうは自分のことを底辺ぎりぎりの人間だと自負しております。パグのほうが素敵です。
なぜならそのひとつに、器のちっちゃい卑しい「安いプライド」があるからです。

どんな相手でも、特に初対面の人の場合には顕著なのですが、能ある彼らが爪を隠しているのにも気付かず見下したり、出来杉君みたいな奴には劣等感とともに敵対心を燃やしちゃうんです。
まぁここ1年くらいは、モワッと湧き上がる卑しいプライドにすぐに気づき、オーバーシュートしないように尽力しているので、相手にはわからない程度にモワッとしています。これは昔から父親にずっと誰かと比較されたり、学歴やら会社名やらそんなもんに漬け込まれていたりしてきたことも遠因しており、なかなか毒が抜けないといった状況です。

そこで出会ったのがこいつらだ。
バガボンド 32 (モーニングKC)/井上 雄彦

最新刊ですな。

BRUTUS特別編集 井上雄彦
$やまゆうのブログ

知っていなきゃ非国民って叫びたいぐらい読んでほしい、「バカボンド」であります。
井上雄彦氏についてのエントリーは後日書くので、ここでは「バカボンド」に登場する武蔵について見ていきたいと思う。

彼は天下無双を目指し、多くの人を斬った後に、天下無双そして人生の意味を追求していく。
そこでひとつたどり着いた境地がパグを驚愕させた。その言葉は「天下無双は陽炎」
やまゆうの解釈だと…人斬って斬って斬りまくっても次から次へと敵が現れること、これでは多勢に無勢。天下無双なんて蜻蛉のように朝生まれ、夕方には死んでしまうものだ。

そして武蔵はカゲロウが本当の天下無双なのかって疑問に持つ。
(ここからいろんなインプットが混ざってやまゆうの考えになっているので要注意)
そこで行き着いたのが、「天下無双ってのは、刀を抜かないってこと。」
死亡率100%では誰も武蔵には挑戦しないだろう。でもそんなことがあるのか?
バカボンドでは、それが解なのかもしれないし、そうでないかもしれない。
ただこの言葉自体、意味深長なので、武蔵に触れるにあたり、深堀していきたいところだ。

ただやまゆうなら、刀を抜かないのではなく、きっと刀すらいらなくなる方法を知っている。
相手を受け入れ、理解し、自分の全てを与えること。要は繋がり合えればいいのだ。
人間関係でうまくいかないときは、相手を責めるのでなく、逆にギブしてみたり。相手が根負けして感謝を抱かれるくらいまでギブしてやったりw もしかしたら刀を相手に与えてしまうような天下無双がいたっていんじゃないか。

現代の天下無双ってのを考えたときにそう思った。
安いプライドという錆び付いた脇差をもってふんぞり返るよりも、その脇差を売って、目の前の友と杯を交わす。プライドが敵対心を作るくらいなら、いっそのこと味方なって盗めばいい。そもそも協力することでより大きな何かを成し遂げたほうがカッコイイじゃん。

龍馬だってバカになって地球一周分の距離を走りまわって敵味方も身分も関係なく多くの人に会って関係を築いたんだもの。やまゆうはそんな天下無双になりたい。

「子曰く、三人行けば、必ず我が師有り。其の善き者を撰びて之に従い、その善からざる者にして之を改む。」を大切に日々を過ごす努力をしよう。