ベリーパターとP34 |   BULKY GOLF DIGEST

  BULKY GOLF DIGEST

  Golf and sex are the only things you can enjoy without being good at them.

イロイロ考え方があるでしょうが
ぼくの言いたい事はただ1つ。

「長尺パターを使用してゴルフをプレーする事は、
現時点のゴルフルールにおいて、なんの違反も犯していない。」


・・ということだけ。


ゴルファーに平等に与えられた1つの選択肢をチョイスしてるだけです。
よく、アンカーリング。(グリップエンドを体の一部に固定する行為)が
「違反行為だ!けしからん!」と仰る方がいますが、
この行為が「違反だ!」などということは現在のルールに明文化されていません。


また、「ゴルフの長い伝統と歴史を冒涜する行為」とか
「あの構えの滑稽さ・・オゾマシクて見ていられない。」とか
あの極得なスタイルや道具の形などの外見の話・・
気持ちはわからないでもありませんが、一昔前、ドライバー大型化時代に
「あんなかっこわるいデカヘッドでゴルフができるか!」って
言っていたオジさん達とあまり変わらない気がします。・・ww

まずルール。

道具にしても技術にしても
その枠の中で発展していく事を「冒涜する行為」と揶揄する人は
杖で石ころを野ウサギの巣穴めがけて打ち続けるべきだと思う。

本来ゴルフはそうだったのだから・・w

革新的なことは異端に見えます。
レギュレーションの中で革新的異端を作り出すアイデアを
僕は心の底から賛嘆します。

みなさんはティレルP34というF1マシンを知っていますか?
「6輪タイレル」と言えば年配の方はわかりますかね?
車輪を6つにしてグリップ力とコーナーリング精度をあげるという
型にはまった発想の人ではまず思い浮かばないアイデアのマシンです。
あのマシンも「車輪は4輪まで」という当たり前のような一行が
レギュレーション規定書に明文化されていなかったから生まれたのです。

同じような例でゴルフではサム・スニードの「サドルスタイル」
少なくとも当時はボールをまたいであのような格好で
パッティングしても、ルール上は問題ありませんでした。

経緯は知りませんが後にそれらは明文化され、
「6輪車」はサーキットから姿を消し、
「サドルスタイル」は「サイドサドルスタイル」・・
しかし、F1にしろ、ゴルフにしろ、長い歴史を語る際、
ティレルP34やサムスニードはなくてはならない
すばらしいエッセンスであることは間違いないでしょう。

これらは「革新」であって「ルールの裏をかく姑息な行為」ではない。


$BULKY GOLF DIGEST



僕はいま長尺パターを使用してゴルフを楽しんでいますが

もちろん。これからもルールは尊重します。

つまりはそういうことです。