僕もまた「選挙ウォッチャー」なんていう
世にも奇妙な仕事をしようとしているので、
他人を批判できる身分ではないんですけど、
今、「プラントハンター」なる職業の人が
大炎上しており、とってもゾクゾクします。
事の発端は、神戸開港１５０年記念事業の
関連事業として、神戸のメリケンパークに
世界一のクリスマスツリーを立てることに
なったそうなんですが、このプロジェクトが
胡散臭いオジサンたちのクソ商売のニオイを
猛烈に漂わせており、多くの人たちにとって
生理的に受け付けない内容になったのでした。
まず、このクリスマスツリーなんですが、
「プラントハンター」を名乗るオジサンが
富山の山奥から、あすなろの木を根っこから
引っこ抜いて、新幹線やロケットの輸送に
使われる特殊な車両を使って運搬。
「世界一のクリスマスツリー」と称して、
糸井重里先生が全力サポート中だそうで、
「輝け、いのちの樹。」なんてキャッチを
くっつけて、良さげに飾ってみたのでした。
しかし、「輝け、いのちの樹。」って、
究極のクソコピーじゃないかと思うのです。
だって、「クリスマスツリーにしようぜ」と
言い出して、先日まで確かに生きていた木を
根っこから引き抜いてぶっ殺していた人間が
「輝け」とか言っているんですよ？
むしろ、生きている木の輝きを奪った
犯人はオマエだろうが！ 恥を知れ！
確かに、クリスマスになると、至る所に
伐採された「もみの木」なんかが売られて、
その木に「かわいそう」みたいに思うかと
聞かれたら、そんなに「かわいそう」とは
思わなかったりします。
でも、計画的に伐採されている林業の木に
感情は抱かなくても、クリスマスのために
樹齢数百年の貴重な屋久杉を倒してきたら、
「テメエ、何してんだよ！」みたいなことに
なると思うんです。
今回は天然記念物の屋久杉が使われている
わけではないけれど、構造としては似ていて、
野生の木を「世界一のクリスマスツリー」と
言い出し、引っこ抜いてきたことに対して、
多くの人が複雑な感情を抱いたのです。
しかも、このプラントハンターを名乗る
オッサンが自然に対する畏敬の念みたいな
心を持っていたら、こんなに炎上することも
なかったのだと思いますが、「木というのは
旅をしたいと思うんですよ」とか言い出して、
たんぽぽの種が風に乗って遠くに飛ぶように、
ヤシの実が海を渡って遠くまで流れるように、
木も遠くに行きたがっているとかホザく始末。
脳味噌沸いとるんか！
種は遠くに行っても、本体は旅をしません。
しかも、クリスマスツリーとして鑑賞したら、
その木を解体して、何にするのかと思ったら、
ヘアゴムの先にローマ字で「Asunaro」って
印字された「メモリアルバングル」になって、
樹齢１５０年の刻印入りで、１個３８００円。
高っけぇ！
神戸という土地柄、「この巨大なクリスマス
ツリーには阪神大震災の鎮魂の想いがあり、
復興と再生の象徴として、未来に向けた
希望のメッセージなんですよ」と言いながら
クラウドファンディングで善意のお金を集め、
最終的に１個３８００円のバングルを売って、
誰かが儲けるシステムになっているのです。
公園のベンチにでも加工するって言うなら
わかるんですが、バングルってショボくね？
しかも、あすなろの木にいろいろな価値を
くっつけようとして、「この木はまわりが
山火事に遭ったけど、唯一、生き残っている
縁起の良い木なんですよ」みたいな説明まで
しているのですが、そんな貴重な木を全力で
ぶっこ抜いてきたのです。
悲惨としか言いようがない！
さらには、「あすなろ」というのは、
「明日はヒノキになろう」という意味で、
ヒノキになりたくてもなれないなんていう
レッテルを貼られて、ヒノキよりも格下に
扱われている「おちこぼれの木」だと言い、
そんな「おちこぼれの木」がクリスマスに
世界一を輝くって言うんだから大感動だと
おっしゃる始末なのです。
ウィキペディア先生には、「あすなろ」が
ヒノキになれない木だから、この名前が
ついたというのは俗説なので、図鑑では
否定されていると書いてありますけどね。
どうも胡散臭い人たちがあの手この手で
小手先の美談を作り上げ、善意のお金で
商売しているニオイがプンプンしてくる。
実際には大きな誤解かもしれませんけど、
糸井重里先生をはじめ、出てくる人たちが
ことごとく銭のニオイを漂わせているので、
生理的に受け付けられず、炎上していると
思っています。
ちなみに、このブログは正論を吐くための
ブログではなく、変態のオジサンがネタを
書いているブログなので、このニュースで
書きたかったことは、僕の下半身の方にも
大きな大きな巨木がありまして・・・。
桐谷美玲ちゃん似か新垣結衣ちゃん似の
めちゃくちゃかわいいプラントハンターが
いらっしゃいましたら、いつでもヌカれる
準備は整ってございます。
えぇ、こんなことばかり書いているので、
ひっそり森の中で孤独に生き続けることに
なりそうです。ありがとうございました。
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