とうとうこんな時代が来てしまいました。
イオングループは、2018年1月から
「ミニストップ」でエロ本を売らないと
発表しました。

 

いつかこんな時代は来ると思っていたし、
外国人観光客が「コンビニみたいな所で
エロ本を買える日本はスゴい!」
なんて
ビビっていたことも知っていましたけど、
本当にこんな時代が来たのかと思ったら、
少し寂しくもあります。

 

どうしてもコンビニでエロ本を買いたい
わけではないし、どうしても欲しい時は
アマゾン先生で買えばいいんでしょうが、
深夜のコンビニで、ふとした気の迷いで
エロ本を買ってしまう「男あるある」
なくなってしまうことは少し寂しいです。

 

タバコがあらゆる所で吸えなくなったのと
同じように、エロ本をあらゆるコンビニで
買えなくなったのは「時代の流れ」だと
思っているので、仕方がないんですけど、
少し気に入らないこともあるのです。

 

それは、コンビニでエロ本の販売禁止を
進めたのが、千葉市の熊谷俊人市長だと
いうことです。

 

女性の市長が決めたとおっしゃるのなら
「しゃーねぇか!」と思えるんですけど、
男のオマエに密かなるお楽しみを消し去る
権利があると思うなよ!

 

「クソがっ!」

 

そんで、男の読み物は消し去られたけど、
女性の方々が密かに楽しんでいらっしゃる
レディースコミックは「18禁」みたいに
なることもなく、置かれ続けているのです。

 

男のお楽しみを消し去ってしまったので、
当然、「どうして男だけ消すんだよ!」
言われるに決まっているので、これからは
レディースコミックも規制の対象になって、
コンビニからお楽しみが消えるのでしょう。

 

「クソがっ!」

 

そもそも雑誌というメディアそのものが
オワコンなので、規制なんかしなくても
ゆくゆく消えていくものではあるけれど、
コンビニにエロ本を置かなくなることは、
めぐりめぐって一般の雑誌の売り上げまで
下げてしまうことになると思っています。

 

というのは、雑誌の棚の端っこの方に
脱ぎはしないまでも、セクシーな女性や
下品な文字が並んでいる雑誌があることは
「賑やかし」の効果があると見ているので、
手に取ることもなければ、買うことだって
ないのですけど、視界に入ることによって、
「(普通の)雑誌を買おう」と心を動かす
効果があったと思うのです。

 

下品なものは人の心を緩めるからです。

 

すべてが真面目になってしまったものには
「面白さ」を感じなくなってしまうので、
実は、コンビニの本棚の端っこにエロ本が
置いてあるというのは、一般の雑誌を売る
意外な効果があったのではないかと見ます。

 

そして、もしすべてのコンビニでエロ本を
売らなくなったら、そもそものエロ本分の
売り上げも減りますが、雑誌全体としても
売り上げは落ちるのではないかと思います。

 

もっとも、熊谷市長のような人々にとって、
雑誌の売り上げなんざ知ったこっちゃなく、
「エロ本をなくした」という功績こそが
最も美しいと思っているんでしょうけど。

 

テレビから完全におっぱいが消えたように、
コンビニからもエロ本が消えていきますが、
性欲ってものは食欲や睡眠欲と同じように
人類の全員に備わっているもので、犯罪は
絶対にいけませんが、合法的な範囲内なら
健全な娯楽だと思いますが、「悪」として
扱われる風潮に、もう少しうまいやり方が

あるんじゃないかと思います。

 

なので、千葉市の熊谷俊人市長には、
やはりこの言葉を贈りたいと思います。

 

「クソがっ!」