3歳1カ月でいよいよ発達検査を受けることになりました。2018年の10月の事です。

いつものことながら、私は下の子をおんぶして、こうを診察室に連れて行きました。
部屋には小児科のS先生と保健師さんがいました。とてもニコニコした雰囲気で、床におもちゃがいくつかあります。このおもちゃはもうテストするためのもので、丸い木の板を先生がドーナツに見立てて食べる真似をした時の反応をみたり、(見立てて遊ぶことができなかったので、このときは無反応で自分の好きなようにしていました。)ペグというおもちゃで遊んでいる様子を観察していたり…
こうが集中しだしたところで、臨床心理士の方がこうの検査をし、私は別室にS先生と移動しました。

はじめに、生まれる前のことから、妊娠中の経過、赤ちゃんの頃の様子と沢山聞かれるので、母子手帳や育児日記があれば持って行った方がいいと思います。あと、発達検査の前に一連の流れをメモして持っていってもいいかと思いました。
時間は1時間くらい経ったところで、先にこうの検査が終わり、療育に合流。部屋の外でこうの笑い声が聞こえたのでホッとしながら先生と話していたのを覚えています。

今までの育児経過の他に、食事や睡眠に関して、私が不妊だったのか、親戚側に精神疾患の方はいるか、義両親や義家族の関係性等割とデリケートな事を沢山聞かれました。私は夫同席ではなかったですが、終わってから、一緒だと色々言いづらいこともあったかと思いました。

質問に答える感じで90分くらいで大体終わり、臨床心理士とのテスト結果も込みの正式な結果は二週間後に出ると言われました。

しかし、いきなり、
先生「こうくんは自閉症スペクトラムです。」
私「(え…結果は二週間後じゃないの?)」
自閉症スペクトラムのパンフレットを先生が渡してくれました。いきなり過ぎて無言になってしまいましたが、
私「あの〜なんとなく、療育の他の子と比べても、グレーゾーンかなとか勝手に思っていたのですが…」

先生「(はっきりと)状況をお聞きすると、グレーゾーンではないです。自閉症スペクトラムです。」


こうのテスト結果を見るまでもなく、自閉症スペクトラムだとその日に告げられた私。その日に言われるなんて、よほど重めなのかな、とも思ったし、覚悟はしていたけれど、いざ医師に言われると、今後のことや色々考えなければならないことが頭の中を駆け巡りました。疲れもあって、動揺していました。

その日は、発達検査の結果、こうの得意不得意の話ができるからと言われ、二週間後にまた詳しくお話ししましょうという事で診察を予約して終わりました。


診察の間じゅう寝ていてくれた下の子が、帰り道はいつもより重くなっている気がしました。


↑ この頃はトミカのコースが好きで、これは高さの違うパーツを工夫して遊んでいるところ。
色々出来ないことは多いし困り感は多かったですが、集中して遊ぶことはできていました。