ある日のこと。

私はYくんとサッカーのルールについて少し意見を交わしました。Yくんはサッカーを嗜むスポーツマンです。私はサッカー中継もロクにみない、あんまりサッカーに興味のない人間です。

私が常々思っていたのはサッカーにおけるタイブレイク、PK戦は理不尽じゃないか?ということです。
問題点は2つあります。

サッカー

問題点1:タイブレイクの多さ
タイブレイクであるPKに至る割合があまりに高すぎるのではないか?

問題点2:タイブレイクとしてのPK
タイブレイクの方法がPKであるのはちょっとおかしいのではないか?

サッカー

問題点2では、こう考えていました。
サッカーは、ピッチで駆ける事、ドリブルをすること、パスをするってことがサッカーで、ペナルティーキックはサッカーの本体ではない!

・・・・。屁理屈ですね。ペナルティーキックは足腰を使い、ボールを操り、ゴールにボールをたたき込む、サッカーの一部です。一部と全体は確かに異なりますが、異なるという部分ばかりに着目するのもどうでしょうね。

問題点2を示したんですが、これはどうやら私の思い違いであると気付きました。

サッカー

しかし、問題点1は少しだけ問題です。例えば、エル・グランデや、王と枢機卿がこれほどタイブレイクに至るでしょうか?この、サッカーのタイブレイクに至る割合は、ちょっと尋常ではないと思います。

もし、タイブレイクに至るのが通常である、のならば、それにしっかり備えるべきですし、PKが得意な人をチーム内に組み込めば良いのでしょう。で、PKが得意な人と、サッカーが得意な人は、おそらくとても被さっている部分なんだろうと思います。

つまり、(そういう意味でも問題点2はクリアです)PKに至るとしてもそれは想定の範囲のことで、織り込み済み、ってことです。つまり、PKも含めて現行ルールは十分完成されていて、しかもそれはダントツの人気を持つゲームである、というなんとも当たり前の結論に至るのです。

サッカー

サッカーのルール議論では、Yくんはとてもサッカーに造詣が深いということが改めて分かりました。いろいろ教えてもらえる部分が多くて、本当に勉強になるな~と思いました。