先日のこと、俺の家に2人の若い女性が来た。


女性「今回、大きな地震もあり、聖書について学びませんか」


俺「もしかして宗教の勧誘ですか?わざわざありがとうございます。私はキリスト教の聖書はある程度読んでいますし、仏教のことも少し勉強しているんですよ」

クローバー

俺は特にハッタリをかましたわけではない。

日本から見ると欧米は大きな存在だし、その欧米の精神的支柱・源流となった聖書を勉強しておくのは特に悪いことのはずがなく、世界最大のベストセラーを読もうかという好奇心もある。

仏教だって、日本では「葬式仏教」という嫌味な表現もあるが、長い間、日本人の心の支えになってきた部分が大きい。そういう意味で仏教という宗教の目指すところはどこか、それが本当に役に立つのか自分なりの検討をしてきた。

クローバー

俺は宗教の信徒になって誰かに寄進しようという気持ちは薄い。

宗教の勧誘も、物品のコマーシャルも俺から見ると

「お誘い」

という意味では同列だ。だから、自分と考えが合わないからと言って闇雲に叩こうとか言い負かそうとは思わない。単に、お誘いをやんわり断ろうと思うだけだ。

宗教勧誘の女性だが、俺がその気がないと察すると、サッと引く。引き際が良いのは褒めるべき美点だろう。