能登半島地震により被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。

被害の状況を見れば一日も早い復興、などと軽々しく口にできませんが、自分たちにできることをやっていきます。

 

2024年は元日から非常に難しい始まりになりました。事業を通してどういうかたちで社会に貢献できるのか。

そこを真剣に考え、行動にうつす一年にします。

今年もラスベガスにて、SEMA Showが開催されました。SEMA = Speciality Equipment Market Association。自動車に取付けるパーツの主に中小企業を対象として展示会の場を提供し、自動車メーカーや世界中のバイヤーに披露する機会を与える、というのがこのトレードショーの目的です。つまり社外品(自動車をつくっていないメーカーがつくるパーツ)メーカーのための祭典。文字通りバイヤーは世界中からやってきていると思います。

 

今年は、少なくとも初日は客入りが悪かったと思います。2020年はCOVIDの影響でイベント自体が中止になりました。2021年は開催されましたが、ワクチンが出た後のアメリカでもマスク意識は高く、もう一つの会場であるAAPEXは主にアメリカ国外からの出展者が多いため世界中で帰国後の隔離が強制だったこの頃、イベント自体も盛り上がりにかけました。(この年から、新たに建設された West Hall が使われ始めました。Teslaとトンネル会社による Vegas Loopを私が初めてみたのもこの年です)昨年2022年、これは一気に爆発しました。SEMA によれば観衆は130,000人とのことですが、そんなものなのでしょうか。当然出展者は含まれない数字のはずですし、体感的にはその数倍のお客さんがいた気がします。2021年のみならず、2022年もB2B only をうたいながら、open to public (一般人への有料公開)もやっていたと思います。

 

今年、当社取り扱いメインブランドのY社はブース出展がありませんでした。世界的な社内組織の再編に伴うリストラクチャリングに取り組むため、が表向きの理由とされていますが budget cut もあるでしょう。来春には新商品の販売開始も予定しており、SEMA での展示はいい機会だったのでは、と思います。C 社はブースがかなりダウンサイズされていました。C社自体の業績はよかったものの、数年前に買収されたL社の業績が悪く会社全体としては落ち込んでいるということでした。ただ、C社好調の原因も競合であるH社が今年2月F社に買収され、その後その事業領域での製造、販売活動がかなり縮小されたため、元々H社の顧客であった企業は唯一同程度規模のC社から購入せざるを得ず、言ってしまえばタナボタ、ごっつあんゴール以外の何物でもない、とも言えます。

 

W社は業績が悪いとは言わないものの、去年はアメリカでも半導体不足の問題からそもそも新車の供給が非常に細り、同業他社がそうではない状況にあることからある程度推測はできます。去年も一昨年とほぼ同じ売上だった、という話はありましたが未上場企業ですし、そのあたりの数字は触れるでしょう。

 

W社はプレミアムブランドということもあり、私が話したなかでは唯一好調ということでした。トップの客層を対象としているから、景気・金利などに影響されないとのこと。W社も今年はブース出展なし、記憶の限りSEMAに出展しなかったことは思い出せない、という話でしたが表向きの理由は新商品の発表が間に合わないから。W社においては、まだまだバックオーダーの消化が追いつかないようです。ロジの問題ではないはずなので、使用している部材のせいなのかそれ以外なのか、supply chain issue は他の会社では今はほとんど聞きません。(リコール費用が影響したのでは?という裏話もありますがあくまでも推測の域を出ません)ちなみに、W社の去年のSEMA出展のための total expense は400KUSDとのこと。今のレート換算で日本円だと6,000万円!です。SEMA は4日間のイベント

 

H社は維持。可もなく不可もなくということです。COVID前後でも Layoff を行っておらず、常に特別派手なことはせず堅実な印象です。全員白人の方たちですが、マインドがアジア人に近いんでしょうか。いつもとても穏やかで話しやすいです。

 

G社はこのところ業績を急激に拡大しており、要因としてはメキシコ グアデラハラに製造拠点があったことがCOVID期間中の船、港問題の影響を一切受けず短納期で納品できたことが大きかったということです。あの頃はひどかったですね。ロングビーチだけでも100隻以上が港に接岸できず、しかもカリフォルニアの港湾ユニオンは力が強いのでその影響もかなりあったはずです。テキサス州ではユニオンが認められていないんだとか。トヨタ、テスラも本社をテキサスにうつしていますね。アメリカは州によって最低賃金も違うので、その影響もゼロではないでしょう。

 

L社とはいい話ができましたし、できれば日本で会えるのを楽しみにしています。AAPEXについては、今年は規模が相当大きくなっていました。滞在したホテルの近く、別のホテルからは中国からの出展者向け専用のバスが何台か出ている規模です。韓国、台湾、インドネシア等々、とにかく会場が広く、出展して実際に効果を得るのはとても大変だろうなと思います。お客さんが来るのかな。実際、会場の端の方のブースの出展者の人は暇すぎたからなのかブース内で煙草を吸っていました。ネバダ州は屋内で煙草を吸ってもいいはずですがヤバイでしょ、会場では。一歩間違えれば相当危険なことになりかねないと思います。

 

会場を歩きながら、住んでた当時仕事で知り合った人に偶然あったりと、その意味では楽しい時間でもありました。

 

日本で読む新聞にはアメリカの消費者物価指数は上がっているが、景気は相変わらず底堅く推移、勢いはあるという記事しか私の目には入ってきませんでした。でも実際、この円安もありアメリカからのインバウンド客は国別3位くらいだということで東京でも新幹線でもよく見かけます。(実際にはが意見だけでアメリカ人=アメリカから来ている人かどうかは私には区別がつきませんが)

 

買い替え需要サイクルが数年単位のカテゴリです。レストランにも映画にも、旅行にもスポーツにも行けない環境のなか、世界中で政府のバラマキがあり2020年後半から2021年にかけてこの業界は非常に潤いました。(当社を除く)アメリカの経済政策もあり、自動車ローンの金利は5.99%~という感じです。利息分を払うだけでも大変でしょう。私はそこまで気になりませんでしたが、ガソリン価格も上がっていてアメリカ国内3位の Freight Company が今年8月倒産しています。ウクライナ問題、イスラエル・パレスチナ問題、来年の大統領選挙等々。

 

でもやるしかありません。どうなるか、ではなくどうしたいか、に焦点をしぼって日本に戻ってまた頑張ります。

大好きなアメリカになかなか行けなくなってしまいました。いろんな要素が重なっていますが、ただ行くだけなら休みをつかって個人の旅行で行けばいい話なんですが。多い時は本当毎月のように行っていたので、いろいろ変わるもんだなーという感じです。

 

仕事で行ったのは去年の12月以来、この後飛行機に乗ってこれまた久しぶりにサンディエゴ便で行きます。つまり成田空港からですが、空港は相当に混んでいました。インバウンドの方たちで。

 

1週間、あっという間の時間ですが仕事にもプライベートにも思い通りの時間を過ごせるようにします。

※前回書いた「我々が小さい頃は海外旅行に行く人にブランド物をお土産として買ってもらってきていた」という背景はこちらにうまくまとめられています。

 

 

先週の日曜夜はタコパをしました!初めて。思った以上に出来がよく、80個くらい焼いたタコ焼きはすべて完食。キャベツをきざんで紅しょうがを切って、天かすを入れてタコを切って、と料理は気分転換に最高ですね。

 

昨日は福井県の南、嶺南地方に行ってきました。前から行きたかったお店でランチ。買い物をして夕方には戻ってきて銭湯へ。ゆっくりとした休日を過ごせました。

 

今日はこれから散歩に出かけます。昨日は北陸新幹線の金沢・敦賀間にイーストアイが初めて入線。明後日26日からはいよいよW7系が走ります。来年の3月16日まであともう少し。福井が大きく変わることがない点を確信していますが、福井駅前の再開発とか街が新しくなり、何となく活気が生まれるのは見ていても楽しいですね!

 

機会があれば、皆さん是非お越しください。

私が小さい頃は、海外旅行に行く親戚がいれば親や周りの大人たちは「〇〇のバッグ買ってきて」とお金を渡して頼んでいました。海外に行って買う方が安かったからです。私が大学生だった1990年代後半、アジアの物価はとても安く、学生ながらアルバイトして貯めたお金で2週間から3週間くらいはゆうに滞在できました。春休みや夏休みには必ず海外に行き、ビーチで真っ黒になるまで日焼けをするのが一つの楽しみであり、目的でもありました。

 

気がつけば時代が変わり、私が海外に行くときにブランド物を買ってきてと頼まれたことは一度たりともありません。ブランド物が売れていないかと言えばそうでないことは皆さんご存じの通りです。基準は分かりませんが、各所で入店規制までするくらいですもんね。

 

アジアに目を向ければ、物価はモノによっては日本よりも高く、彼らにとって「日本は安い国」になりました。あれから25年ですね、大きく変わってしまいました。タイのバンコクではこのあと5年間で日本円で2兆円規模の再開発が行われるということです。

 

今や子供に日焼けをさせるのは悪というか、野球少年も長袖を着て、海のちびっ子もラッシュガードというのかなんというのか、服を着ています。学校のプールでは海パンなのかどうなのか分かりませんが、日焼けをさせすぎるのはよくないということです。

 

ことほどさように万物流転のこの世の中、変わっていくことが当たり前のこの世の中。今は人口減を嘆いていますが、人口増の時にはそれはそれで「住むところがない!」という住宅事情や衛生面などを嘆いていたそうです。

 

どこに目を向けるか、どういう視点からモノを見るかは自分次第。インボイス制度も他のルール変更も、好機ととらえて変化を推進していける自分であるようにします。