内視鏡手術 | カロのときどき日記

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カロといいます。
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主人が中咽頭癌の内視鏡手術を受けた。
3時間程かかった。
術後、先生から説明があった。
去年切開した所の隣に腫瘍ができていて、さらに他のところにもあって、それも取って、で、ギリギリのところまで取りました、と言われた。
ギリギリのところまでというと?と聞いたら、切開して目視しながら取っていくのと違ってなかなか難しく、ギリギリのところまで取りました、どのこと。
言葉を変えて聞いてみた。
残ってる感がありますか?
ええ、と先生が答えた。
もう一度聞くと、同じように、ええ、と、答えた。
今後は出血がなければ5日後位から食事の訓練をして…とか言ってた。
そして、今後は間をあけずに診ていきますと言われた。
思うところは色々あったが、それを今言ったところで今更どうにもならない。

今更どうにもならないことを言うのは主人が一番嫌いなことだ。
私は、はい、ありがとうございました、とだけ答えた。

病棟のロビーで待っていたら少しして主人がベッドに横たわった状態で帰ってきた。

それまでずっと先生から聞いた話が頭の中をぐるぐる回っていたから、主人の顔を見た時、泣きそうになった。
頑張ったね。
頑張ったのに、取りきれなかったよ。

主人にはお疲れ様でした、と言った。
主人はぎこちない動きで瞬きをして頷いていた。
気管切開すると話ができないから辛いね。
経鼻経管栄養も辛いね。
去年味わった辛さをまた味わなければならないね。
そして、抗癌剤治療も頑張らなきゃならないね。

今日は主人のお誕生日なのに、なんだか切ない。