高齢者とペット問題は社会課題か? | 特定非営利活動法人C.O.N

特定非営利活動法人C.O.N

尼崎市を中心に地域猫活動を行っています。地域社会の様々な猫問題に取り組みながら、『共に生きる未来』をめざしています。

福祉関係者の方から

相談が続いています。

市外の方からも相談があったり

対応が追いつきません。




今日一日、

ペットの飼育が困難な状態になっている

高齢飼い主さんへの対応が4件。




朝9時半から動いて、

帰れたのは夜の9時。




スタッフもクタクタだけれど、

保護できなかった高齢猫のことが

気がかりで、

終わった気がしません。




高齢者さんの猫の

なんとか

保護先が見つかったのに、、




「それが、猫、見当たらないんです。

どこか隙間から外に出てしまったかも

しれないんです」

と。




ひとまず

親族さん立ち合いのもと、

家の中に捕獲器を

設置しましたが、




近隣への脱走チラシの配布も

必要になりそうです。









私たちの所にくる相談は

ごくごく一部、

世の中ではたくさんの

飼育放棄が起こっています。





飼育放棄になったペットは

どうなるのか?





特に猫の場合、

「外に放したらいいやん」

がとても多いのです。




飼い猫が外に放り出され、

誰かに餌をもらって

生き残れたとしても、

野良猫と言われ

また地域のトラブルに

つながります。




負の連鎖か、、、







高齢者とペット問題が

社会課題だとしても、

有効な解決策なんてあるのかな。




私たちが

一日走り回っても

対応できるのは

たった4件。




猫問題の蛇口はたくさんあって、

そう簡単には締まりません。

未然防止の有効な策もなく、




現場の困難は、

続きます。