久々に更新します。。
読んでくださるみなさま、毎度ながら、筆不精でごめんなさい。

子育てが始まり、ますますブログ離れしていますが・・・
息子が熟睡したのでぐぅぐぅ得意げ そのすきに書いてみます。



今日は、最近出会った、大いなる人生の先輩
まずはその1人を紹介します。
思い出しながら書くので、独り言のトーンで失礼します。

まずは上田勝彦さん。うお座うお座
元漁師で、水産庁にお勤めの、「お魚食伝道師」。(私なりの表現です。)
詳しくはこちらを→ブログ

風貌や威勢の良さはまるで現役漁師さん。

魚に対する玄人感そのままに、インテリジェンスの面もちらり。
魚をめぐる流通と、肉食人気による消費者の魚離れに関して、大いに悩まれつつ活動されている方。

私はその活動に賛同し、我が家の食卓から、実践していきたいと思った。

AOYAGI CAYO BLOG-uedasan

参加した会では、大きな鮭を解体し切身にするところからスタート。
恥ずかしながら、私、鮭の全体を初めて見た。
そうだ・・・切身しか見たことがなかった。切身をみて、あれがシャケだと思い込んでいたのだ。

AOYAGI CAYO BLOG-鮭


AOYAGI CAYO BLOG-鮭

AOYAGI CAYO BLOG-切身

会の趣旨は、難しい料理を伝授するのではなく、
私たちにも簡単に手に入る「塩鮭の切身」で何品か作ってみせましょうというもの。

AOYAGI CAYO BLOG-kirimi

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上田さんの知識と勢いのあるトークを聞いて笑いながらも、目は離せない。
出刃包丁をあざやかに動かしながら、あっという間に4種類も作ってくださいました。
以下私の覚書です。

・塩鮭の"炊かず”ごはん(炊き込みではなく)
・鮭のさんぺい汁
・鮭と玉ねぎのマリネ
・鮭とキャベツの一品

出来上がり。

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ごはんは写真に納まってなくてごめんなさい。

とてもシンプルなメニューながら、新鮮な素材の滋味を味わうとてもありがたい料理。

塩鮭って、生で食べられるなんて知らなかった!!
アジの開きも調理次第では生でいけるそう。
目からウロコ、ぽろぽろ落ちてきましたね。


もちろん、鮮度は自分の五感を信じて確かめてね。
近所のスーパーには幸い、魚が充実している。
行くとおろしたての切身がどれか、古いのはどれというのが分かるようになり、有難い。

AOYAGI CAYO BLOG-鮭

鮭の解体を見ながら思った。

こんな顔をしているなんて知らなかった鮭。
頭を割ると、内側にはこんなに美しいピンク色の身がぎっしり隠れてる。
尾に近づくにつれ、身は締まり、生でいただくともちもちした肉質。
なんて妖艶な魚!!笑

そう。。こんな風に、魚の顔や色、特徴を良く知りもせず、
切身でたくさん買っては食べていた。
それは魚に対してとても失礼だったなと。
この命を確かにもらって食べていると、きちんと子供にも教えよう。

上田さん、ありがとうございます。


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その日の我が家の夕飯は再現メニュー笑

こうして各家庭の食卓に、少しずつ魚メニューが増えてていけば、

日本の魚食ももう少し盛り返すのかもしれない。
宮城で育った私。
ずいぶんサンマに育てられた感がある。
今では、頭と骨一本しか残さずにきれいに食べられる。
この美味しさ、息子にも伝えようと思う。


上田さんがおっしゃっていた。
美味しく作ってあげれば、子供はなんとかして食べようとする。
骨はとって与えちゃだめだ。
そうすると一本でも骨があると魚が食べられない、という神経質な子に育ってしまう、と。

その通りだと思った。

四季折々の美しさがあるように、
日本には旬の味覚がある。もちろん魚にも。
春の魚、オススメ頂いたかたくちいわし、もうすぐ店頭に並ぶのが楽しみだ。



2人目の大いなる先輩はまた次回!クローバー