フリーランス・コントラバス奏者の
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新学期が始まりましたね
入学して初めて吹奏楽部に入るみなさん、以前の学校から引き続き吹奏楽部に入るみなさん、どちらも新しい環境になるのでワクワクしますね
ところで、吹奏楽部のレッスンに永く関わらせていただいていて
常々思っている事を書きますね
それは。。。
吹奏楽部だけ全ての小節に番号を書き込む事がデフォルトになっているケースがけっこう多い
※オーケストラや社会人吹奏楽団のみなさんは全ての小節に番号を書く事は無い
という事です
その作業はメリットよりもデメリットの方が多いのに
コントラバスを演奏するという立場で
①全ての小節に数字を書くという事に使う時間量
②指揮者(指導者)から音出しを始める指示を受けた時にどこから数え始めるか
③小節数を書き込む事による余白の減少
上記の観点から考えてみましょう
①全ての小節に数字を書くという事に使う時間量
・一つ一つの小節に数字を書く作業、1曲の楽譜を仕上げるのにどのくらいの時間が必要でしょうか?
・そして何曲その作業をしますか?
・それらの作業の合計時間はどのくらいになりますか?
小節番号を全ての小節に書く時間を楽器の練習や音読み(楽譜に書いてある音を音程やリズム、音色など正確に歌えるようにする)に使う方が効果が出ると思います。
・一つ一つの小節に数字を書く作業、1曲の楽譜を仕上げるのにどのくらいの時間が必要でしょうか?
・そして何曲その作業をしますか?
・それらの作業の合計時間はどのくらいになりますか?
小節番号を全ての小節に書く時間を楽器の練習や音読み(楽譜に書いてある音を音程やリズム、音色など正確に歌えるようにする)に使う方が効果が出ると思います。
②指揮者(指導者)から音出しを始める指示を受けた時にどこから数え始めるか
・「では〇〇小節目から!」と指揮者や指導の先生に言われた時、まず楽譜のどこの小節に目が行きますか?
ほとんどの人は楽譜の段の一番左の小節番号を確認して、そこから数えると思います。・また、「練習番号『A』の〇小節目から!」や「『H』の〇小節前から!」という指示が出た場合、どこから探すかというと「練習番号」だと思います。小節番号ではありませんね。
小節番号は楽譜の段の左にその段が始まる小節番号が書いてあれば対応できます。
段の左から素早く数えていく訓練をしていけばいいのです。
・フレーズの区切りや練習番号などから次のスタート部分を推測するという意識を持つというのも必要だと思います。
③小節数を書き込む事による余白の減少
これが一番の弊害だと思います。楽譜には自分なりにミスを減らすメモ、指導を受けた内容のメモなどを余白に書きますよね?
コントラバスの場合はそれが指番号、ポジション番号、ボウイング記号、音楽的な事、テクニック的な事と多岐に渡ります。
指番号はアラビア数字、ポジション番号はローマ数字で書く事が通例になっています。
小節番号はアラビア数字で書きますよね?そして三桁などの小節数になるとスペースも使ってしまいますね?
結果、下の譜例の上半分のような見にくい状況になってしまうのです。
楽譜は本番の時に弾くべき音、音楽的に気をつける事などの情報が瞬時に分かるようにしておくことがベストです。
その観点からすると、下の譜例の下半分のような書き込みが良いのです。
そして、実はこの話はコントラバスに限らず他の全ての楽器にも言える事なのです。
楽譜には小節番号よりも重要な情報を書きましょう。
下の譜例は「C.Bass譜」なので、
僕はコントラバス奏者なのでコントラバス目線で書きましたが、これは全ての楽器(パート)において大切な事だと思います
みなさんが効率良く練習できて素敵に音楽活動される事を願っています