2020年10月奥武蔵ハイキング――大高山・天覚山
埼玉の山に登った。
大高山(オオタカヤマ)標高493m、天覚山(テンカクサン)標高445m。
登山……というよりはハイキングになるのかな?
西武秩父線の吾野(アガノ)駅出発、東吾野(ヒガシアガノ)駅着まで、
大高山、天覚山登山、全行程9:30~14:45くらい。
途中トイレなし。
吾野駅前には公衆トイレ、小さな食料品店(?)、ジュースなどの自動販売機、ロッカーあり。コンビニなし。
(西武秩父線吾野駅前)
コロナ禍以来、いつもの山仲間さんたちとは全然登山ができず、
たまたま見つけた登山会に飛び入り参加させて頂いた。
山はひとりでも登れるとは思うけれど、
ひとりで行かない方がいい!
と先輩に以前アドバイスされていたので、
山に誰かと一緒に行ける機会を虎視眈々と狙っていたのだ。
雨続きの天候が続くなか、ぽっかりと雨が止んだ10月後半の日曜日、
雨さえ降らなければ御の字と思っていたが、なかなか綺麗な青空まで見えた登山日和であった。
西武秩父線吾野(アガノ)駅から出発して、まず大高山へ、そして、尾根伝いに天覚山へ。
そして東吾野(ヒガシアガノ)駅で解散というスケジュールだ。
駅前で集合して、ネームプレートをつけ、準備体操して、小班に分かれて、いざ出発。
登山会のベテランの方々が10名はいらっしゃったか? 私のような素人飛び入り参加を前後からフォローしながらのハイキング。
ところどころ立ち止まっては、
山道の正しい方向の見つけ方や、地図の見方などを少しずつ教えてくれた。
ありがたや。
吾野駅から山の方へ歩き始めると、
「吾野湧水」なる湧き水が。
美しい美味しい水がある町って、いいよね~。(あぁ、三島に行きたいっ!)
でも、“一応飲用できるが、飲むときは自己責任で”――なんて注意書きがあると、掬って飲む気にはならない……。残念っ。
山々は紅葉にはちょっと早かったし、
夏の花々は枯れてしまっていたけれど、
草草や多少の花が残っていて楽しかった。
これって、「ミズヒキ」ってやつだよね?
檜とか杉とかが綺麗に生えてほどよく陽が差し込む。
ほとんど(?)植林されているものらしい。
江戸時代(?)から植林されていて、良質な木材として有名らしい。
(細かいお話は、まだ1か月も経ってないなに、もう忘れた! やはりすぐにメモしておかないと、ダメねぇ。)
途中、国道を横切るという緩い山道。
楽勝にも思えたが、案外アップダウンが多く、やはりなかなか歩き甲斐のある山道。
念のため、登山靴を履いて行ってよかった。
何の花かな?
葉がギザギザしてないから、南天でも、千両でも万両でもないよね? クロガネモチ?
これは茶の木の花だよね。
などと道々の植物を楽しみつつ、黙々と上り下りしていくと、
歩き始めてから1時間45分ほどで
大高山、頂上!
これといった感動もなく、通過点といった感じ。
木々に見守られながらさらに歩いていくと、
「大岩」なる岩場に。
↑
こんな風に、先へ続く道が見えているのに、倒木がトウセンボウしているところは、
この先は入ってはいけない(=登山道ではない)という意味があるのだとか。
カラフルな紐やリボンでルートであることを示してくれている場合もある。
天覚山山頂付近からは、丹沢、奥多摩、秩父の山々が見渡せた。
高層ビル群も見渡せる。
天覚山頂では、なぜか写真なし。
これ、多分三角点の石? これだけ。
熊も出るようだが、
麓に降りてきたら、山に生えそろっていたであろう木々が
丸太となって並べられていた。
昔から良質の木材として有名だったらしい奥武蔵の材木、
手法などは変われど、今も脈々と良質の木材としてやり取りされているのだろうね。
ヤマグルミの実ですって。小さいけれど、生のまま食べられるんだとか。(山の中ではなく、駅前に生えていたのだけど。)
薄日も差して、いい山行きでした。
やっぱり山歩きって、いいなぁ。
以前歩いた日向山(ヒナタヤマ)といい、
飯能(ハンノウ)辺りって、低いけれどそこそこ山を味わえるお山が多いかも?
いいね。
でも、最寄り駅は西武秩父線。
車がない私は電車を使うしかなく、
行き帰りの電車はかなり混んでいて怖かった。
特に登山客然としたグループは
久々の登山なのだろうか、はしゃいで車内で大声で話す、話す。
織田真理!と、私は心の中でひやひやしどおしだった。
自分も極力しゃべらないように気をつけてはいたけれど、
山を歩いていると、つい油断して、あ! この花は何でしょう!などと
声を大にしてしまっていたのだった。いかん、いかん。
大声での会話は控えましょう。
おまけ:「<b>後ろめたいから?7割が登山届出さず…「お忍び」で低山登り、遭難相次ぐ</b>
」(読売新聞オンラインより)
最近低登山の遭難者が増えているらしい。
戦々恐々として、それでも電車に乗って出社せねばならぬ人々の中で、
リュック背負って山登りにいく側は、確かにやはりちょっと後ろめたくもあった。
でも、どうせ行くなら、しっかり安全を確保して、
たっぷり楽しんで無事に帰って来よう。