先日、面白いアイテムを手に入れました。
Spyder LENSCALというアイテム。


パッケージの中身はこんな感じだ。


これは何かというと、レンズ固有のピントのズレをきっちり補正するために使うスケール。

自分のカメラとレンズの相性は問題ないと信じて疑わなかった僕だけど、
念の為に調整してみたので、レポートを書こうと思う。


因みに使っているカメラはsonyのα900で、レンズは100mmのマクロを使ってみた。




さっきのペッタンコのスケールを組み立てるとこうなる。





水平な台に置いて計測しないといけないらしい。

我が家のテーブルが水平か確認するのはめんどくさいし、水平じゃなかった場合に水平を取ることはもっとめんどくさいので、水準器付きの三脚に固定する。
このSpyder LENSCALには三脚固定用のネジ穴が付いているので、簡単に三脚に装着できる。
更に水準器まで搭載しているので、水準器付きの三脚でなくても問題ない。
こういう昨日は標準で付いていると有難い。


装着するとこんな感じだ





さて、あとは適当に撮影してみようと思う。
今回は100mmのマクロなので、3m程の距離から撮影してみた。




こんな感じ








問題なくピントが来ているように見えるが、念の為にアップで見てみよう。



あれ?
なんか合ってなくね?

多分、5mmくらい手前にピントが来てる。
もちろん、撮る側も三脚で固定しているので、どうやらこのレンズは前にピントが出てしまうようだ。
普段開放で使わないもんで、全然気がつかなかった。



というわけで、調整することにする。
α900の場合は、機能の3に入っているAF微調整を「入」に変更して調整を行う。
+20~-20の範囲で調整が可能だが、僕の場合は手前にズレていたので-5にしてみる。


設定が終わったら、再撮影だ。





やはりアップにしてみよう。


おお、嘘みたいにピッタリになった。
これならモデルさんのコンタクトレンズの膨らみをキャッチすることも出来るんじゃなかろうか?(笑)


そのためにモデル撮影を組むのもしんどいので、てじかに在る本のタイトルを撮ってみた。


おお。
開放だけどくっきり。






アップにも耐える切れ味。
流石である。



というわけで、結構お手軽にAFの制度を上げることができた。
もし自分のレンズのAF性能に疑問がある人は、一度調整してみるのもいいかもしれない。



製品情報はhttp://www.datacolor.jp/products/camerasolutions/spyderlenscal.html



因みに2013年6月現在で、AFを微調整出来るカメラは下記の通りだ。
主に最近の中~上位機種が対応している。
自分のカメラが対応しているか確認してから購入して欲しい。

対応カメラ

オートフォーカス調整をサポートしているカメラ

Canon (50D, 6D, 7D, 5DMkII, 5DMkIII, 1DMkIII, 1DMkIV, 1DsMkIII, 1Dx, 1Dc)
Nikon (D7000, D300, D300s, D600, D700, D800, D800E, D3, D3s, D3x, D4)
Sony (A850, A900, A99, A77, NEX-7/LA-EA2)
Olympus (E-30, E-620,E-5)
Pentax (K-20D, K-30, K-5, K-7D, K-2000, K-m, K200D, 645D, K-x, K-r)
Hasselblad (H4D,H5D)