第一志望校合格発表。


残念ながら、息子の番号はありませんでした。 

1日校を目指して長いこと頑張ってきただけに、そして手応えをある程度感じていただけに、突きつけられた結果は本人の予想を遥かに越える衝撃だったようです。


帰りの電車、放心状態で目の焦点があわず、呆然と空を見つめる息子。

私はかけてあげる言葉をもちませんでした。


2日校の合格書類を受け取って帰ろうか、と声をかけても、『お母さん行ってきてよ』、と昨日あんなに喜んだのに興味がない様子。

重苦しい空気が続いたけれど、昨日喜んだことを思い出して欲しくて、私は面倒臭がる息子を、合格をいただいた2日校に連れていきました。


掲示板に合格者受験番号が貼り出されており、息子の番号は特待生欄にありました。

『すごいね、特待生だって。』

そういうと、自分の受験番号を確認して、息子はちょっと笑顔を見せました。

それから息子と一緒に事務室に行って、合格書類を受け取った際、事務のスタッフの方2名と、校長先生に、『おめでとうございます』と言われて、やっと、息子は嬉しそうに笑いました。


特待生は授業料のみ無料だと思っていたら、なんと、入学金も、施設費などの一切も無料らしく、帰りの電車で、二人で『すごいね~!』『入学金として払うつもりだったお金で旅行に行けちゃうね~』なんて話題で盛り上がりました。


だんだん息子が会話をする元気を取り戻し、帰宅した頃にはいつもの息子にもどりました。


で、普段通り、会話して明日も頑張ろうね、なんて言ってたら、


オレ、やっぱり悔しかったんだ…。


唐突にポツリとそう言って、ポロポロ涙をこぼしはじめました。
でも、電車では泣いちゃいけない、と思って泣けなかったって。


泣いていいよ。
頑張ってきたんだもん、悔しいのは当然。
いっぱい泣けば次に進める!


そう言いながら私はすでに泣いていて、しばし、息子と大号泣。


すべてのことには意味がある。
今日悔しい思いをしたことは、そこから何かを学ぶ必要があったから。
それをしっり学んで次に進めばいい。

これから先の人生の方がずっと長いんだから、
いつか『頑張りは無駄じゃなかった。』
て思えるよう、悔しさをバネにしてしっかり進んでいこうね。

そういうと、息子は泣きながらうんうん、と頷いていました。



そして、明日は4日校の受験&3日校の発表。

3日校に合格した場合はそちらに通いたいそうだけど、4日校に関しては受かったとしても2日校に通いたいとのこと。

でも、塾の先生の勧めもあり、4日校はそのまま受験することになりました。

そして、3日校の発表は4日校受験中のため、私が代わりに見に行きます。

3日校はすごい倍率!
こちらも相当厳しい戦いだと思うので、また、涙涙になるかもしれない。


でも、結果をしっかり受け止めて、息子が前に進めるようサポートするところまでが親の中学受験かな、と思ってるので、明日もしっかり受け止めてきます。