平成28年11月7日
31w0dを迎えた私たち夫婦はいつも通り朝一番で妊婦健診へ。
この日はインフルエンザワクチンを打ちました。
助産師さんの心音の確認、主治医のエコー健診。

少し気になったのが助産師さんがいつもより心音の確認を取りづらそうにしていたこと。
4Dエコーで中々顔を見せてくれなかったこと。

それ以外は身体も異常なし、羊水もばっちり、大きさも標準で問題なし。

それがちくたろうとの最後の1日でした。


その日の夜、いつも激しく動き回るちくたろうの胎動が感じられず主人に

今日はあんまり動いてない。どうしたのかな?

と言いながら夜テレビを見て布団に潜ったことを思い出します。

妊娠後期ならではのマイナートラブル頻尿のせいで夜中何度もトイレに行きました。
3度目の夜中のトイレで、やはり胎動のない我が子に違和感を感じ
ベットから起き上がりリビングで30分ちくたろうの名前を何度も呼びながらお腹の様子を見ていました。

しかし反応なし。

母親教室で3時間以上胎動が感じられないなら病院に連絡を。

その言葉が脳裏をよぎり、慌てて最後に胎動を感じた時間を思い出します。

健診の後、夕方まで出歩いていたので気付かなかったのですが最低でも6時間以上は胎動がない時間を経過していました。
慌てて主人を起こしてやはり何かがおかしいから病院に電話するといい連絡。


里帰り予定だったため病院までは1時間ほど車でかかります。
事情を話すと直ぐに来てくださいとのことで主人が猛スピードで車を飛ばして病院へ連れていってくれました。


病院へ着き、すぐに助産師さんが心音を確認するためにお腹に機械をあてますが、15分ほど経っても全く心音が聞こえて来ません。
助産師さんはバタバタと慌てて部屋を出て行く姿を見て私は


まさか......な。



と思い待っていると主治医が今から病院へ来るので待っていてくださいと言われました。

その後15分ほどで主治医が駆けつけエコー健診になりました。



先生は昨日も私たち夫婦に会い診察をしたので昨日は何も無かったのにねと言いながら画面を見て固まりました。


心拍が停止しています




私は頭が真っ白でした。


主人は顔が引きつりました。



もう助からないんですか?



私の期待は裏切られ




もうお腹の中で亡くなっているからどうしようもできない。
へその緒が絡まってるようにも見えないけど、おしっこもしてないから羊水も昨日より少なくなってる。
辛いとは思うけど直ぐに入院してこの子を普通分娩で出してあげないと母体に良くない。


とりあえず部屋まで案内するから落ち着いたら着替えてもらって、今からの流れを説明するからね。


そう言われ、部屋へ案内されました。


私は涙どころか唖然として何も受け入れられない状態で
これから私はどうすればいいのか、何が起こっているのか全く理解が出来ませんでした。