陣痛が来てからは母と2人で耐えていました。

数時間すると主人もとんぼ返りで戻って来てくれました。

そこからは夜通し陣痛との戦い。

何分間隔かで腰の激痛。

私の場合、子宮より骨盤が開く痛さが酷かった。

母と主人が明け方まで交代でずっと付き添ってくれ

陣痛がくるたび腰をマッサージしてくれました

部屋で休んでいいと言っても眠れなかったみたいで

陣痛に耐える私を心配そうにしていました


明け方、母が一度自宅へ帰宅します

陣痛は7分〜4分間隔を繰り返し、半日をすでに経過したので

そこから先生の指示で誘発剤を打つことになりました

この時点で朝の7時です

点滴をするとまもなく陣痛が2、3分間隔になり激痛で叫びながら1時間もしないうちに

息子を出産することができました

助産師さんと主人の呼吸法といきみ方を頼りに必死でした

私は話す気力もなく白目をむきながら叫びながらのお産となりました

出てくるまでは、なぜ何の心の準備もなく、痛い思いをして亡き息子を生まないといけないのか
もう2度とこんな辛くて痛い思いをするのなら子供なんて要らない

そう思っていましたが出産して暫くするとそんな、感情も薄れていきました。


主人は元々出産に立ち会い予定でしたがお産を見て失神してしまうのではとすごく心配でしたが
ちくたろうが私の元から出てくるのをしっかりと見届けてくれました

終わった瞬間主人に泣きながら


ありがとうな、よく頑張ったな、もう終わったで



そう言われたのを思い出します



平成28年11月9日午前8時9分
31w2d体重1580g身長45cmと立派な身体でちくたろうが生まれて来てくれました

暫くしてから、母がちくたろうの服を持って戻ってきてくれました
3日前に西松屋で買った帽子とミトン付きのコンビ服
私がゾウさんが好きだと無意識にゾウさん柄を選んでいたスタイや肌着
赤ちゃんの足は小さくて可愛いねと母と選んだ小さな靴下

それを、着せたちくたろうが私の横に来ました
手足は長くて鼻も高くて小さいながらも新生児と変わらないほどの身長で
とってもしっかりした赤ちゃんで本当に可愛かったです

でも産声もあげず、生まれて来たのにもう冷たくなった息子を見るのはとても辛くて号泣しました






ちくたろう

ママとパパにお顔を見せてくれてありがとう

辛かったね。痛かったね。さみしかったね。


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夜通し付き添ってくれた夜勤の助産師さんには、かける言葉がなくてごめんなさい
なんて言ったらいいのか..と外で主人と一緒に泣いてくれたそうです