届かない想い 33 | ネガティブ、アナログ人間

ネガティブ、アナログ人間

東方神起のユノとチャンミンが大好きです。
二人のあまりの格好良さに、二次元の世界のようで、日々妄想しています。
ここにでてくるお話は、あくまでも妄想であって、本人達とは、全く関係ございません。

基本アナログでネガティブです。



誰だろう。
優しく、僕の頭を撫でている。

大きな手で安心する。

このままずっと、触れられたい。

重い瞼を少しずつ開く。

光とともに見えたのは、ユノさんだった。

夢かと思った。

とても気持ちよかった。

僕の全身の血が熱くなるくらい激しかったのに、心地よい疲れ。

たくさん、寝たからかな。

もう一回寝たら、ユノさんとの夢が見れるのかな。

「こらこら、寝るな。起きろ。」

「えっ?」

かばっと起きると、目の前にユノさんがいた。

「夢じゃ、、、ない?」

「夢にもこんなイケメンでてきたのか?」

大きく首を横にふる。

「最高だったよ、チャンミン。」

沸騰したかのように、顔が赤くなるのがわかる。

慌てて、布団を頭から被った。

そして、そのときやっと昨日のことが夢じゃないとわかったのだ。

何も纏ってないからだ。

「嘘、、、。」

「嘘じゃないよ。」

布団を剥がされると、ユノさんが僕を抱き締める。

「ごめん、仕事なんだ。もうでなきゃ。」

「すみません、僕も!」

「ゆっくり、眠るといい。きっと、体に負担がかかっているからね。
チャンミンに話すことがたくさんあるけど、その時間もなさそうだ。」

ユノさんが僕の顎を人差し指でくいっとあげる。

「信じてくれる?」

何のことかわからないけど、すぐに、僕は首をたてに動かす。

「いい子だね。」

チャンミンが、僕の頬にそっと口づけた。

「いろいろやらなければならないことがあるから、すぐに電話できるかはわからないけど、必ず連絡する。待っていて。」

「はい。」

柔らかな日差しの中、ユノさんは部屋をでていく。

ユノさんの香りを残して。