届かない想い 35 | ネガティブ、アナログ人間

ネガティブ、アナログ人間

東方神起のユノとチャンミンが大好きです。
二人のあまりの格好良さに、二次元の世界のようで、日々妄想しています。
ここにでてくるお話は、あくまでも妄想であって、本人達とは、全く関係ございません。

基本アナログでネガティブです。



部屋に戻り、ソジュに詰め寄る。

「おまえか?あいつにリークしたの?」

「僕を疑うの?」

「ごめん。あまりにタイミングがよかったから。」

「それなら、チャンミンじゃないの?そこにいないチャンミンの名前がどうして、でてくるんだ!」

「チャンミンはそういうことをする子じゃない。」

「僕は疑って、チャンミンは違うって言うの?」

「すまない。俺が悪かった。とにかく、今日は帰れ。泊まったら何を言われるかわからない。下にいる記者の質問には下手に答えるな。」

「わかってる。」

タクシーを呼び、わかるように、正面玄関から、ソジュを帰したあと、すぐにチャンミンに電話をかけた。

「真夜中にすまない。」

「大丈夫です。起きてましたから。どうしましたか?」

どうも寝起きのようだ。

「落ち着いて聞いてくれ。誰がばらしたかわからないが、俺とチャンミンとソジュの関係がばれたかもしれない。」

「えっ!」

「今日、記者が来たんだ。その場はうまく取り繕ったが、おまえのとこにも行くかもしれない。うまくごまかしてくれ。」

「わかりました。」

不安そうな声。

「大丈夫。心配するな。おまえに迷惑はかけない。」

「心配してるのは僕のことじゃありません。ユノさんのことです。新人の僕は売名行為ととられても、スターであるユノさんの名前に傷がつく。」

「大丈夫。俺は慣れている。」

「そんなことに、慣れないでください!僕のせいでユノさんを傷つけるなんて、、、自分が許せません。」

「チャンミンのせいじゃないよ。」

せめて、夜が明けてから電話すればよかった。

あの子は驚いて眠れないだろう。

だが、こういうことは早く知らせた方がいい

次に、マネージャーに電話する。

「真夜中になにかと思ったけど、大丈夫よ。そんな話、誰も信じるはずが、、、え?まさか、事実なの?」

「、、、」

「何も答えないってことは、そうなのね?ソジュさんと仲良いのは知っていたけど、まさかチャンミンとなんて。」

「ごめんなさい。」

「二人と別れることはできる?」

「チャンミンのことは、真剣に考えたい。」

「いくら、最近、同性愛が認められてきているとはいえ、この世界でそのレッテルをはられたら、今後の仕事に響くのよ!」

「わかってる。でも、、、。」

「あなたらしくない。」

「すみません。」

「はあ、、、そうなると、あの話を引き受けるしかないかしら。」

「あの話?」

「ええ。同性同士の愛を描く映画の話が来ているの。今回はそれの番宣と思わせるようにした方がいいかもしれない。」

「それ、聞いてないけど。」

「あなたのイメージよくないような気がして、お断りしようかと思ってたの。でも、引き受けた方がよさそうね。」