今日は秋葉原で真空管アンプの視聴をした。
最初はサトー無線本店の茂木さんのところに。以前はラジ館4Fの店長だったけど、今はなくなってしまったラジ館4F。久々にいったら、「珍しい人がきたねぇ~」と(笑。けど今年何度か行ってるんだけど茂木さん休みの日だった。
ここではアストロという国産の小さいメーカーの6L6GCのアンプを聞いた。CDPはエソテのX-50wVUにトライオードの真空管DACつないで、SPはオーストラリア製?のトールボーイ。アストロのこのアンプは24万ぐらいするもので、6L6GC使ってるアンプとしてはかなり高い部類だろう。安いのは5万ぐらいからある。音はつややかで意外と力強かった。ボーカルの質感がなかなかいい感じだった。もっとぼやっとした音を想像してたんだけど意外と6L6GCアンプにしてはしっかりとした音で良かったです。

その後、サンオーディオに。ここで300Bのシングルモノパワーと2A3のシングルステレオパワーを中心に聞いた。アルテックの38cmから出てくる音は、前に押し出してくる勢いのある音で、6.5W+6.5Wとは思えない生き生きした音でした。300Bと2A3の違いは値段では倍以上違っていて2A3は10万で300Bは25万ぐらいなのだが、出力も2A3は3.5W+3.5Wしかない。けどサンオーディオ社長の自慢の音というか、そこで視聴すると必ずかけると思われる、ドラムソロのレコードの音。あの迫力とキレのある低音が左右計で7Wのアンプとは思えない。真空管しかもシングルでこんな音が出るっていうのは結構驚く。でも一緒に言った友人は、真空管アンプきいたことないらしく、うるさかったみたいな感想だったけど(苦笑 確かに現代のオーディオに慣れてるとあの音はいいと思うのかどうかは微妙なところだが、ジャズ喫茶のような音が好きな人にはいいと思う。

2A3のシングルパワーアンプは組み立ても簡単そうなのでぜひ作ってみたいなと思った。10万か・・・
タンノイのスターリングを売りに出してるのが売れずに戻ってくると思われるので、スターリングにあわせようかな。プリはメインの26SLをつないでみて、CDPはA730つなぐかな。なんかいい音しそうな感じしない?(笑


その後、四谷の紀尾井ホールに移動してクラシックのコンサート。紀尾井シンフォニエッタの定期演奏会。クリストフ・ポッペンという人が指揮&ヴァイオリンだったんだが、なーんか微妙だったなぁ。
最初のバッハのヴァイオリン協奏曲2番。音が重いというかなんというか抜けが悪いというかまとまりもイマイチというか。なーんかしっくりこなかったな。湿度が高いせいか、弦楽器系の音がイマイチだったのもあるのかもな。しばらくみないうちにシンフォニエッタ少し下手になったかな?なんて思ったりもした。徐々に良くなって、メンデルスゾーンの弦楽のための交響曲10番とかは悪くなかったと思う。けど後半のシェーンベルグの浄夜は寝不足がたたって眠かった(汗

この日は、オーディオを最近はじめた友人がクラシックのコンサートに行ったことがないので、誘ってみたんだが、オーディオで聞く音とホールで聞く音がこんなにも違うのには多少なりとも驚いていたようだ。
その友人は、オーディオ始めたばかりとはいえ、B&WのN802にムンドのプリ&パワー&DACにエソテのP-0使っています(苦笑。オーディオ長い人でもこんなハイエンドはあまりいないですよね。(ははは
組み合わせ的にわかると思いますが、くっきりはっきりな音が好きな人でそういうオーディオなので、生の音は音量も小さいし、バリバリ弦は鳴らないし、みたいに思ったんじゃないかな・・・


オーディオで原音再生を目指すっていう人がたまにいるけど、それってできるんでしょうかね?
俺のスタンスは、オーディオは自分の好みの音の世界を創るということなんだけどね。
それとは別にライブやコンサートの生の音も楽しむ。
たまにオーディオ好きの人で、音を聞くのが好きなだけで音楽を聞いていない様な人もたまに見受けられますね。音ではなく音楽を楽しんでほしいと俺は思うんだけど、趣味は人それぞれなので、オーディオで音を追求するのも一つの選択肢なのかもしれないですね。
オーディオに興味ない人は意味がわからないかもな。簡単に言うと、音の良し悪ししかみないオーディオマニアは演奏の良し悪しとかの音楽的要素よりも、CDなどに録音されている録音の音のクオリティの良し悪しが重要だったりとかします。。。極端なたとえですけどね。両方いいのがもちろんいいけど、たまに録音の悪いのは演奏良くても聞かない人がいるんでね。。。なんだかなぁ。本末転倒に俺は思うんだけどねぇ。