ワタシ達の決めたホテルは、

パックが最低限になっていて、持ち込みもあまり厳しくなかった。


レストラン感覚を希望していたので、

これなら
少しオリジナリティも出せるかも


なんてワクワクしたりした。




おまけに、担当になったコーディネーターは、

20代後半の既婚女性。

肩書きはチーフ。


小さくガッツポーズした。

だって、チーフだもん。
チーフ=色々権限もあろうし、頼りになりそ。



だって、既婚だもん。
既婚=経験上、こちらもキモチも分かってくれそ。






ふふふ…。
色々相談に乗ってもらえそう


って、思うじゃない~~♪





残念っ!!!

全く逆でしたからぁ~~~っ!!






それは、招待状が出来上がるといわれていた週末。

「出来たら連絡入れますし、予定変更になる場合でも連絡入れますから」

担当コーディネーターは言ったさ。




…が、日曜の昼を過ぎても音沙汰なし。


貴重な週末をただただじっとしている訳にもいかないので、
仕方なく旦那がホテルに電話すると…


「スミマセン、付箋だけ出来てなくて。他のは揃ってるんですが。
 それでも来られます?」

おい。


「あ、で先日の付箋の文面なんですが、お客様の希望文面ですと
 やはり追加料金が掛かる、ということでしたので
 こちらで変更させて頂きましたけど、よろしかったでしょうか?」

おいっ。(怒)




「遅れるにしても、変更にしても連絡頂けないと困りますし
 勝手に変更されても困ります」


普段は温厚な旦那が、キッパリ言った。



そこで初めて
「申し訳けありません」

と言ったコーディネーター。


別に付箋の文面にはこだわっていたわけじゃないし、
今日は出来てるものだけ取りに行こう。
人間誰しもうっかりはあるし…。

まだその時はそんな余裕もあったとです。(遠い目)



【続く】