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神経発達症は神経の発達する順番が定型発達児と違う事や、発達にヌケがあって、
例えば、
塗り絵や梯子を上る等、
定型発達の幼児期の子ども達が簡単にできる事が中々できなかったり、
かと思えば
敬語を上手に使って大人と会話ができたり、
算数が得意だったりするので、
そういう事を知らない周りの人達からは、
わざと失敗しているのでは?
とか、
真剣に取り組んでいない。
と評価されることがあります
「発達障害は脳機能(或いは脳の一部)の障害だから治りません」
と、10年前にわたしが言われたそのままを、未だに言われているお母さんがいると知って、驚いたり呆れたり…。
DSM-5になって何年も経つのに未だに専門家と言われる人の中にも「発達障害は脳の機能障害だから治りません」と言う人がいて、テレビでも「発達障害」という言葉しか使っていない様に思えるのです。
「神経発達症」は神経伝達経路の発達が個性的なだけなので、その抜けが埋まったら治ります。
例えば…
事故や病気等で脳が損傷を受けると、それが原因で身体の機能等に影響が出ることがあります。
でも…逆に
何らかの理由(原因)で身体の機能の一部が不全になった場合、それが原因で脳が損傷を受ける訳ではありません。
チョロちゃんは不器用だった(身体の発達が遅れていた)ので、幼児期にはさみを上手に使うことも、線からはみ出さずに色を塗る事もできませんでした。
梯子も上がれなかったし、縄跳びもできませんでした。
勿論、今はその全部ができます。
更に言えばもっと実生活で困っていた、睡眠障害も感覚過敏も拘りもパニックも多動も治りました。
これはチョロちゃんの脳の機能が回復したからでしょうか?
そうとは思えません。
そもそもチョロちゃんは脳に障害があったのでしょうか?
そんな事はあり得ません。
「発達障害は脳の障害だから治らない」のですよね?
でも…チョロちゃんは「発達障害」の特性と言われるたくさんのいらない大変さ(困っていた事)が治ったのです。
逆説的言えば、
治った=脳の機能障害じゃなかった
という事ではないですか?
発達障害の特徴と言われるものが無くなったとして、
それでも治っていない。と言うのだとしたら、
「発達障害」の診断基準って一体何なのですか?
「神経発達症だからヌケが埋まったら治ります」と言った方が、チョロちゃんだけじゃなくて幼児期までとは全然違う子ども達の今を表現するのに相応しい表現なのです。