【No99】PARADISE  渓流魚の楽園
●出演:横江 忠一 喜古 益朗 ●映像時間:約60分 

DO-UPにて ヤマメ51cm


 栗やぶどうなどが実を結び山々の木々は緑から茶色に変化、そして渓流のイワナ・ヤマメ達が産卵期を迎える結実の秋。我々は産卵を控えた大ヤマメの観察&釣りで川へ向かった。
 渓流には産卵のため遡上したサクラマスやヤマメが、ひしめきあっていた。くるぶし程度の水深に30~40匹の魚影、堰堤下では真っ赤に色づいた70cmクラスのサクラマス、その周りに大ヤマメが群がる。サクラマスは既に禁漁となっているので、ヤマメを掛けようと試みる。アップ・クロス・ダウンとアングルを変え、ルアーもミノーやスプーンを使ってみる。リーリングスピードも変え“遅い釣り”“GGB”も仕掛ける。やがて魚がヒットし寄せて魚体確認、側面に黒い斑点を見つけヤマメと分かれば一安心。ここで掛かるヤマメは30~50cmクラスで釣れれば最低でも尺ヤマメだ。
 大ヤマメがうじゃうじゃと泳ぎ、足元には踏んづけるほどの数、そして巨大な魚影が走り去る。釣りをしないで時を忘れて見入ってしまうほどの魚影の濃さ、日本に残された『最後のトラウトの楽園』をご覧頂きたい。